AM 9:10 Temperature 32.5℃ Humidity 56% 晴れ August 9,’25(Saturday)
今朝は、雲がありますが、晴れて日射しがあります。
馬場は、ベストコンディションです。
作用点と支点の二つの力は、単独で成立するものではなくて、作用点で力を発生させれば、同時に支点で力が発生します。
作用点の力と支点の力は、同量で逆向きです。
そして、作用点の力が支点へ向かえば、支点の力は作用点へ向き、直線のモーメントとなるわけです。
作用点の力が支点以外のところへ向かえば、支点の力は作用点の力と平行になり、回転モーメントとなるのです。
水平方向として、作用点の力が支点の右側へ向かえば、支点の力は作用点の左側へ向かい、右回転モーメントとなります。(時計回り)
作用点の力が支点の左側へ向かえば、支点の力は作用点の右側へ向かい、左回転モーメントとなります(反時計回り)。
垂直方向として、作用点の力が真上に向かえば、支点の力は真下へ向かいます。このとき、作用点が支点の左側に位置していれば、右回転モーメントとなります(時計回り)。
また、作用点の力が支点の右側に位置していれば、左回転モーメントなります(反時計回り)。
更にまた、作用点の力が真下へ向かえば、支点の力が真上に向かいます。このとき、作用点の力が支点の左側に位置していれば、左回転モーメントとなります(反時計回り)。そして、作用点の力が支点の右側に位置していれば、右回転モーメントなります(時計回り)。
以上のような作用点と支点の二つの力を連携させて、馬のフレームワーク(姿勢形成)をします。
馬を収縮させる場合、日本の乗馬クラブでは、レインハンドでレインをタイトにし、これを維持したまま、脚で馬を推進するように、指導されているのが大半のようです。これは、力学を全く無視して理論的に間違っています。
馬体に右回転モーメントを作るように、レインハンドでレインを真上に引き上げればいいだけのことなのです。
何故なら、レインを真上に引き上げれば、同時に同量の力で、ライダーが何ら意識的に行動せずとも馬の背を真下へ押し下げる力が働くので、馬体を左側面から俯瞰すると、右回転モーメントが生まれます。この右回転モーメントを馬体上に発生させることで、収縮を形成できるのです。
但し、このときライダーが馬に対して主導権を握り、馬の前進規制を作っておくことは必要不可欠なことです。
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