Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:20 Temperature 28.3℃  Humidity 66% 曇り    August 14,’25(Thursday)

 

今朝は、曇っていて、気温も低めです。

馬場は、ベストコンディションです。

 

 

馬術をするものは、ウエスタンぶるティッシュ問わず、馬の後肢の踏み込みが重要だといいます。

 

馬の肢は、プリングとキッキングの2つを行って肢を動かしています。

 

プリングとは、グランドを引っ張っている動きです。

キッキングとは、グランドを蹴っている動きのことです。

 

プリングに影響するのが踏み込みで、後肢の踏み込みが浅ければ、グランドのプリングが浅くなって、深ければよりグランドを大きく引っ張れるので、推進力を増幅できるのです。

実は、もう一つのことを馬はやっていて、それはエンゲージメントです。

後肢が、踏み込んだとき、爪先を地面に食い込ませるようにして、グリッピングすることです。

このエンゲージメントによって、よりグランドをスリップしないで引っ張ることができるので、より推進力が増すということです。

ディープインパクトという競走馬は、このエンゲージメントが優れていたといわれていたようです。

 

後肢が深く踏み込むことは、推進力が増幅すると考えている馬術家が多いようですが、このことは、物理学的には間違いなのです。

後肢がより深く踏み込めば、むしろ推進力は減退するのです。何故なら、後肢への体重の負重が大きくなるからです。

 

後肢の踏み込みを深くするのと同時に後肢の筋力の活発化が同時に行われなければ、推進力が増幅されないのです。

 

バランスフォアといって、前肢への体重の負重が大きい方が物理学的には、前進気勢が旺盛になるのです。

 

レイニングのスライディングストップのアプローチとしてのランダウンは、後肢を深く踏み込ませて、後肢の筋力を活発化させ、推進力を増幅させるようにしてスピードアップします。

何故なら、その後にストップがあるので、後肢でグランドコンタクトをしてストップするためには、後肢が重心より前に踏み込んでいないといけないからなのです。

 

物理学的に、後肢の踏み込みが深ければ、前進気勢は減退し、浅ければ前進気勢が旺盛になるのです。つまり、後進を深く踏み込ませた上に筋力の行使がなければ、前進気勢は旺盛にならないのです。

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