AM 9:10 Temperature 19.4℃ Humidity 80% 曇り October 22,’22(Saturday)
今朝は、曇っていますが、徐々に晴れてくるようです。
馬場は、久々に週末ベストコンディションで迎えることができます。
馬体には、前駆と後駆があり、前駆は、肩の周辺の部分で、後駆は、腰の周辺部分です。
肩の骨格は、肩胛骨を中心として、上部は脊椎と接続していますが関節があるわけではなく、筋肉と靱帯で接続しています。下部は、上腕骨と肩関節で接続しています。この肩関節は、垂直方向の屈曲性がありますが、水平方向の運動機能を持っていません。また、脊椎との接続部分には、垂直方向の屈曲性があるものの水平方向の運動機能を持っていないのです。
つまり、馬の前駆は、垂直方向の運動機能は持っているものの水平方向の運動機能を持っていないのです。従って、前肢の水平運動であるサイドステップは、肩関節の緩みと筋肉と靱帯の働きと頭を動かして行う重心移行によって行っているのです。
後駆は、骨盤と脊椎が一体化していて、下部は股関節で大腿骨と接続しています。
骨盤と脊椎の接続部分は一体化していて、運動機能はなく、股関節は、前駆と違って水平方向と垂直方向の両方向の運動機能を持っています。
従って、後肢の前後左右の運動は、機能上可能なのです。
垂直の方向の運動機能とは、肢の上げ下ろしができるということであり、このときに水平方向の運動機能は、垂直の運動機能によって肢を上げて、水平運動機能によって、肢を下ろすときに、肢を水平方向へ動かすということで、水平方向の運動ができるということです。
従って、後駆の運動は、容易に横方向の運動ができる機能を持っているということですが、前肢の運動機能は、肢の上げ下ろしの運動はできるものの、水平方向の運動機能を持っていないのであり、前肢が横方向へ運動するのは、頭による重心の移動や筋肉や靱帯の作用でしているということであり、筋肉や靱帯は、常に運動していないと運動機能が低下してしまうので、ストレッチが特に必要なのです。
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