Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:05 Temperature 28.5℃ Humidity 61%  晴れ   September 6,’25(Saturday)

 

今朝は、台風一過で、綺麗に晴れ渡りました。

馬場は、LW(Little Wet)状態です。豪雨の後の水の引きが速く、地表は水が引いていますので、これから、ハローを掛けます。

 

乗馬は、ライダーと馬とのコミュニケーションで行われるものですが、極論すると、ライダーと馬との自己主張の闘いとの見方もできます。

 

そもそも馬がライダーに従順であるということは、自然ではありません。その自然ではないことが、不自然にもライダーに従順に従うようにしなくては、乗馬が成立しません。

 

それは、ライダーが馬に何らかの要求をするとき、少なからずプレッシャーをかけます。

このとき、馬が従順性を発揮して従ったのか、それとも嫌々従ったのかを、ライダーは判断しなくてはなりません。

 

馬が抵抗を示したり反抗したりすれば、分かりやすいので、その抵抗や反抗の圧力を、ライダーはなくすようにして、その抵抗や反抗が少なくなれば、かけていたプレッシャーをリリースすること繰り返すようにすればいいことなので、抵抗や反抗をなくすようにすることをライダーが思慮することは難しくありません。

 

解り難いことは、馬がライダーの要求に従ったときで、従順に従ったのか、それとも嫌々従ったのかを判別することです。

 

例えば、ライダーが駈歩をしたいと思って、馬にプレッシャーを掛けたとき、馬が駈歩をしたら、ライダーは、要求に従ったと判断してしまいます。

この判断に、馬の抵抗や反抗が生まれてしまう要因があるのです。

 

馬の反応として駈歩をしたかどうかで、ライダーが判断していると、馬のメンタルの中身は見えません。従って、ライダーは、馬が従順だったのか嫌々だったのかを見ていないということになります。

 

馬のメンタルを見るには、ライダーがかけているプレッシャーが、馬体に接触しているところで、判断しなくてはならないのです。

つまり、プレッシャーの馬体との接触点で、抵抗感があったのかなかったのかを感じとって、抵抗感があったときは、これを無くすために、もっとプレッシャーをかけて、馬が抵抗を止めて譲ったときに、プレッシャーをリリースします。抵抗感が無かったときは、そのままプレッシャーをリリースします。

 

ライダーは、絶えず自分が馬にかけているレインや脚のプレッシャーの馬体との接触点に意識を向けて、その接触感によって、抵抗があるのかないのかを判断しなくてはなりません。

 

あなたは、駈歩を要求したとき、駈歩したかどうかで、プレッシャーをリリースをしていませんか?

これでは、馬とのコミュニケーションしていないことになるのです。

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