AM 9:30 Temperature 26.9℃ Humidity 63% 曇り September 20,’25(Saturday)
今朝は、曇っていますが、薄日がさしています。
馬場は、所々水が浮いていますが、2/3位は水が引いています。
動力は、最低2つの力の連携によって成り立っています。つまり、作用点と支点です。
作用点と支点の2つの力が、作用と反作用を生み力を発揮しています。
従って、動力を以て動いている動きは、全て往復運動に分解できるのです。
我々が行うスポーツや楽器の演奏でも、一部重力を使っている場合もありますが、殆どは動力で行われているので、一見複雑な動きであっても、全て2拍子や往復運動に分解できるのです。
2拍子や往復運動に分解することができれば、複雑な動きを単純な動きとして捉えることができるので、我々はその単純な動きから身につけるように練習すれば、容易にできるようになるのです。
この分解作業をせずに、無謀に複雑な運動をそのまま挑戦すれば、失敗の繰り返しになり、故障したり、挫折をしたりしながら、負のイメージを脳に固定化することとなって、益々失敗を繰り返すようになって、成功から遠ざかってしまうのです。
しかし、単純な動きに分解して挑戦すれば、成功の繰り返しとなり、益々成功するイメージを脳に固定化するようになり、可能性を信じることに繋がり、どんなことでもできるというような自信が生まれるのです。
多くのことは、作用点と支点を作用させるとき、作用点と支点は、異なる物体上に位置し、作用点の位置する物体と支点の位置する物体との質量に差異があると、質量の大きい方が支点となり、小さい方が作用点となるのです。
以上のような環境では、作用点に不都合が生じない限り、我々は作用点だけに意識を傾けて目的を遂げようとします。そして、作用点に不都合が生じたとき、初めて支点に意識を傾けて、支点をアジャストメントして、目的を遂げるのです。
この支点のアジャストメントは、ほんの一瞬でやり遂げてしまうのです。
作用点と支点の位置する2つの物体の質量に差異がない場合や、同一物体上に作用点と支点が位置する場合は、どちらかが定点にならずに、両方が動点になってしまうのです。
このような場合は、便宜上支点に対して作用点にどんな作用をさせるかというように、支点を定点として相対的に作用点を作用させるようにしなければなりません。
乗馬の場合は、作用点と支点が同一物体上に位置するケースとなり、作用点で仕事しようとするとき、ライダーが意識的に支点の位置を決めないと、何処かに支点が位置することとなって、何処かに位置する支点と作用点とに連携が生まれてしまうのです。従って、ライダーは、意図的に支点を定めて仕事しなくてはなりません。
つまり、作用点での仕事を、支点に対してと意識することで、作用点と支点に相関関係を作ることができて、便宜上、作用点が動点となり支点が定点となるのです。
このことは、馬の頭を外方脚の外側へとか内側へというように、外方脚を支点にしたいとき、外方脚の外とか内とかいうように意識すれば、必然的に外方脚が支点になるのです。
つまり、何処かを支点としたい場合に、作用点を支点に対してどのようにするかというように、作用点と支点を相対的に意識するようにしなくてはなりません。もし、これを意識しなければ、意図するところを支点にすることはできないのです。
例えば、馬を収縮したいとき、馬の頭を、ライダーがシーティングしているところより上にと思ってレインを真上に引き上げれば、ライダーのシートが支点となって、馬が収縮することとなるのです。
ライダーがここを支点にしたいと思ってもできません。
作用点を支点に対して右とか左とか上とか下かというように、作用点と支点とを相対的に意識することで、意図するところを支点とすることができるのです。
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