AM 9:25 Temperature 28.1℃ Humidity 60% 曇り September 29,’25(Monday)
今朝は、曇っていて、気温も高めですが、強風が吹いています。
馬場は、ベストコンディションです。
我々人間が身体を動かすということは、意図して動かす場合と、外部状況に反応して動く場合とがあります。
意図して身体が動くことには2つあって、ボールを避けるとかボールを投げるとかのように、身体をどのように動かすかを意図するのではなくて、身体を動かす目的を意図する場合と、手足をどのように動かすかを意図する場合とがあるのです。
運動の目的を意図する場合と、外部情報に反応して運動する場合は、意図や外部情報を小脳が受けて、運動神経に連結して運動するのです。これを感覚統合というのです。
手足を動かすことを意図して場合は、大脳が手足の動きに直接関与して動かします。
従って、感覚統合の運動と大脳が直接関与する運動があるということです。
感覚統合が未熟なとき、大脳が身体の動きに関与すると、感覚統合が遮断されるので、途端に体の動きがぎごちなくなって、特にアンバランスの陥るのです。
従って、感覚統合、つまり体の動きを訓練するときは、大脳は全体の動きを映像としてイメージしたり、目的を持ったりすることに止め、体の動きに関与しないことが大切なのです。
ここで重大な問題があります。それは、指導者なのです。
指導者がどんな正しいことを指導しても、この指導を受ける人は、自分の体の動きに大脳が関与してしまうので、感覚統合が訓練されないのです。
そこで、失敗の繰り返しになり、負の連鎖が起きて、自信喪失や意欲の減退に繋がって、益々上達を拒んでしまうことになるのです。
指導者に携わる人に、このメカニズムを理解して欲しいのです。
罪深きは、指導者の無理解なのです。
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