Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:40 Temperature 13.0℃  Humidity 70%  晴れ   November 22,’25(Saturday)

 

今朝は、すっきりと晴れて微風が吹いています。気温は、例年通りといった感じでしょうか。

馬場は、ベストコンディションです。

 

 

これまでの経験で感じることは、多くのライダーが考えなくて良いことを考えて、考えなくてはならないことを考えないということがあります。

 

例えば、馬が抵抗したり反抗したりしたとき、その原因を一生懸命考えます。原因が分かると、抵抗や反抗がなくなりますかと、私は言いたい。

 

考えなくてはならないことは、抵抗や反抗の原因や要素ではなく、どのようにしたらなくすようにできるかです。

しかし、多くの人は、抵抗や反抗の原因を考えて、本当には原因の追及すら分からず仕舞いということです。

馬鹿なんじゃないのといいたい。

 

私は、レインを引いたり脚を入れたりして、馬にプレッシャーを掛けたとき、レインや脚を、何処まででリリースしようかと考えたことはありません。つまり、リリースポイントを考えたことがないということです。

何故なら、リリースポイントは、馬が教えてくれるからなのです。

 

レインを引いても脚を入れても、少なからず抵抗を感じます。その抵抗が少しでも少なくなったらプレッシャーをリリースします。つまり、リリースのスィッチは、馬の反応なのです。

また、再びレインや脚のプレッシャーを与えるのも、考えたことがありません。

何故なら、プレッシャーをリリースしたとき、馬が元の位置に戻ろうとした瞬間が、再度プレッシャーをかける合図だからです。

つまり、再びプレッシャーを与えるスィッチは、馬が元に戻ろうとしたときで、馬の反応が私のスィッチを入れているのです。

 

従って、最初にプレッシャーを入れるのは、考えて行っていますが、リリースポイントも再度プレッシャーを与えるのも、考えていないのです。只、馬の反応を追いかけているだけなのです。

 

しかし、多くのライダーは、何処でリリースしようかとか、いつ2回目以降のプレッシャーを与えようかと考えていて、その分馬の反応を見ていないのです。

 

馬の反応を見ていないのが、馬の抵抗や反抗を作ってしまうのです。

 

馬の反応を見ているということは、感覚的にプレッシャーと馬体との接触感を追いかけているということで、目で見ているわけではありません。

 

この接触感を追いかけることで、次に何をすべきかを教えてくれるので、考える必要もなければ、考えている場合ではないのです。

 

馬鹿は、余計なことを考えて、見なくてはならないことが疎かになるのです。

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