AM 9:00 Temperature 9.8℃ Humidity Hi 曇り December 25,’25(Thursday)
今朝は、霧が出ていまして、この霧が晴れてくると、晴れ間がさしてくるでしょう。
馬場は、全面水が浮いた状態です。
バックアップ
バックアップは、NRHAでは、真っ直ぐに指定の場所まで、または指定の距離をしなければならないと規定されている。
例えば、10フィート(約3m)またはセンターマーカーまでというように規定さていて、バックアップの動線が真っ直ぐであることが求められていて、もし曲がってしまうと、その程度によって評価が減点されるのである。また、規定のマーカーまでバックアップしなかったり、バックアップの規定の距離が満たなかったりした場合は、スコアペナルティ0となって、その演技者や馬の評価全体が0点ということになるのである。
バックアップにおいても二つのムーヴメントがあって、それは、メカニカルムーヴェメントとテクニカルムーヴメントである。
ライダーが自分の重心に向かってレインを引けば、支点のライダーの重心が、作用点のビットへ向かう力が発生し直線モーメントが形成され、重心移動が起きてからステップするムーヴメントとなるのである。
レインを真上にピックアップすれば、支点であるシートを押し下げる力が働き、馬体を左側面から俯瞰すると右回転モーメントが形成され、重心移動が起きてからステップするムーヴメントとなるのである。
メカニカルムーヴェメントによるバックアップは、外形的に馬の臀部より後方へ後肢がステップするのである。テクニカルムーヴメントによるバックアップは、外形的に馬の臀部より前方にステップするのである。
スライディングストップの精度上げるには、重心を中心として、後肢が重心より前に踏み込むことが必要なのである。
走行時において、重心は絶えず真下へ向かう力が働くので、後肢の着地位置が重心より前にあれば、後肢の着地位置より前の部分が押し上げられ、後方が押し下げられるので、スライディングストップの精度が上がるのである。
しかし、この逆に後肢が重心より後方に着地していると、重心が後肢より前にあるので、後肢の着地位置より前が押し下げられ、後方が押し下げられるので、馬はスライディングできずに前肢でストップしようとするので、前肢が故障したりつまずいたりしてしまうのである。
従って、スライディングストップの精度上げるためのバックアップは、レインを真上に引き上げると、シートを真下へ押し下げる力が働くので、馬体を左側面から俯瞰すると右回転モーメントが発生し、後肢の踏み込みが深くなるので効果が上がるのである。

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