AM 9:30 Temperature 16.8℃ Humidity 51% 晴れ November 7,’26(Saturday)
今朝は、すっきりと晴れて、予報では、気温が低くなるといってましたが、暖かです。
馬場は、2/3位はやや重で、1/3位はウェットです。
さて、今日は、乗馬における準備運動で、プリパレーション(準備運動)ともいいまして、 プログラムを大別すると、プリパレーション(Preparation)・トレーニング(Training)・クールダウン(Cool Down)の3つと考えています。
プリパレーションは、リラクゼーション・ウォーミングアップ・プリパレーション3つに区分し、プリパレーションは、ストレッチ運動とエクササイズの二つ区分します。
リラクゼーションは、トレーナーによっては、馬の時間といわれるように、馬のリラックスを優先する時間です。
極力プレッシャーをかけずにゆっくりと歩き、自然に馬の緊張が解れるのを待つ時間です。
馬によって、個体差がありますが、数分から10分程度です。
そして、プリパレーションに入ります。
ウォーミングアップは、極力プレッシャーをかけずに速歩で、馬の心肺機能をアップします。
サークル走行で速歩をし、約10分位で、馬の体が温まると共に、メンタルも温まるようにします。メンタルも同時に解れるようにします。
私は、これまで馬のトレーニングの80%はメンタルだといってきました。それは、今も変わりませんが、その入り口は、フィジカルだと考えています。従って、馬は緊張していたり 不安になっていたりしたとき、その緊張や不安を取り除こうとするのではなく、身体を解すことを優先して、徐々に緊張や不安を取り除こうと考えています。
ウォーミングアップは、馬の熟練度によって所用時間が変わり、熟練度が浅ければ、時間を使って身体が温めるようにします。熟練した馬であれば、短い時間で、アップできます。
次に、ストレッチ運動です。
ストレッチ運動は、馬体のパーツ毎に可動性と柔軟性を養成します。そのパーツとは、ネック・ショルダー・ハインドクォーターの3つに大別しています。
馬体の各パーツを、水平方向と垂直方向の可動性と柔軟性を養成します。
つまり、馬体を曲げることでストレッチ運動をします。
馬体を曲げるのは、作用点と支点の二つの力を活用して行います。作用点は主にレインハンド、支点は主に脚でときにはシートになります。
作用点が支点へ向かえば、支点は作用点に向かい、作用点が支点以外のところへ向かえば、支点は作用点と逆方向で平行になります。そして、作用点と支点の力は、全く同じ大きさの力になるのです。
そして、作用点と支点の力が平行になるようにして、馬体を曲げます。
ショルダーは、肩関節、ハインドクォーターは、股関節が、馬体を曲げる軸となり中心です。
私の場合は、原則的に馬の得意なパーツから始めるようにして、主に股関節の可動性と柔軟性から始めます。
直径4~5m位のサークル運動で、常歩と速歩で、内方レインを内方へ引きつつ内方脚で馬の肩が内方へ動かないようにします。
内方レインを水平方向に引けば、内方脚で肩が内方へ動くことが阻止されているので、その反作用で内方後肢がアウトサイドステップして、内方後肢の股関節の可動性を養成できます。
このとき、馬の頭を、馬のお尻に向かうように、より後方へ持っていくようにレインを引けば、内方後肢は、比較的真横方向へとアウトサイドステップします。馬の頭を肩に向かって引けば、内方後肢は斜め前にアウトサイドステップします。
このとき、前進気勢が減退して後退してしまうことがありますが、仕方なく前進させるために外方脚を使うことがありますが、極力内方レインの引く方向を内方脚より前の方向で引くか、脚より後方へ引くかを加減して、レインを引くことで、前進気勢を促進するようにします。
これを左右のサークルで行い、小さい手や脚のプレッシャーで、内方後肢が大きくアウトサイドステップするようにして、可動性を高めます。
レインプレッシャーの最初は、意図的に引きますが、2度目のレインプレッシャーは、リリースポイントから馬の頭が元の位置へ戻ろうとした瞬間に、レインプレッシャーをかけます。そしてリリースします。すると、レインプレッシャーをかけなくても、馬の頭はリリースポイントを維持しようとします。
この運動のゴールは、内方後肢が斜め前方の外方前肢へ向かってアウトサイドステップするようになることで、それは、内方後肢が馬の重心である第4肋骨の真下に位置することになるのです。
このストレッチ運動では、レインを横方向、つまりを水平方向に引いても真上つまり垂直方向に引いても、馬の抵抗がなく、内方後肢がアウトサイドステップするようにすることを目的とします。
次に、外方レインを外方へ引き、外方脚で肩が外方へ動くことを阻止します。すると反作用で外方後肢がインサイドステップします。
このとき、馬の頭を、お尻へ来るように外方のレインを引けば、外方後肢は真横方向でインサイドステップし、馬の頭を肩よりに外方レインを引けば、外方後肢は、斜めまえの内方前肢の方向にインサイドステップします。
そして、常歩速歩共に行います。
次に、ショルダーです。
内方後肢と同様に、直径4~5mぐらいのサークルを常歩と速歩でストレッチします。
内方後肢のときと同じなのですが、内方脚で肩の動きを阻止しながら、内方レインを極力馬の顔の真横で引き上げます。すると首が曲がり馬の頭は、肩の真横に位置するようになります。
これを、内方と外方の両方を代わる代わる行い、レインを軽く引いてハミが口に当たるだけで、内方外方ともに、馬が軟らかく顔を向けようになることを目的とします。
このことで、ショルダーである肩関節の可動性が高まるのです。
次に、バックアップによって、肩関節を垂直方向の可動性を上げます。
バックアップするとき、馬を屈撓させるのですが、頭と肩の間で屈撓させます。
レインを頭と肩との間で真上に引き上げるようにして、屈撓を求めます。
このとき、脚の刺激は、初動だけで、その後は、レインを引き上げることでバックアップを促進するようにします。
このようにすると、馬は屈撓すると共に、後肢がグランドを後ろから前に押すようにしてバックアップするようになります。つまり、後肢が踏み込んでバックアップするようになるということです。
更に、馬の頭を、左右とも真横に位置させてバックしたり、前肢を左右横方向にステップさせてバックアップしたり、後肢を作用にステップさせてバックアップしたりします。そしてまた、S字走行でバックアップするようにします。
ストレッチ運動を文章で説明することはとても難しく、この文章で、皆さんに伝わっているのかどうか自信がありません。
何れ、動画お見せできるように考えていますが、是非皆さんもお試し頂いて、感想を送っていただければと思います。

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