Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

未分類

AM 9:05 Temperature 24.2℃ Humidity 78% 晴れ October 23,’24(Wednesday)

 

今朝は、気温も高く日射しも強めです。

馬場は、奥の一部を除きベストコンディションです。

 

さて、ガイドですが、ガイドの前にフレームワークを習得した方が良さそうです。

フレームワークとは、馬の姿勢を形成することです。

内方姿勢や外方姿勢や収縮や屈撓等のことです。

ビットを操作するレインハンドと脚やシートを連携させて、馬の姿勢を形成するものです。

 

レイン操作は、左右同時に使うことを主として、場合によって片方ずつ使う場合とがあって、主に馬の頭頂(Pollポール)をコントロールすると考えましょう。そして脚は、左右の脚を同時に使う場合と片方ずつ使う場合とがあります。

レインハンドと脚は、一体的に使うもので、考え方として、レインハンドを作用点とした場合は、脚が支点となり、脚を作用点とした場合は、レインハンドが支点となります。

因みに、ウエスタンのルーズレインによる操作は、馬のメンタルを活用し、レイン操作を省力していると考えるのです。

 

そして、作用点と支点が一直線上にあるときは、往復運動のモーメントとなり、作用点と支点の中心が左右どちらかにずれたとき、作用点が右に位置し、これに対して支点が左に位置したときは、右回転モーメントになり、作用点が左に位置し、これに対して支点が右に位置したときは、左回転モーメントとなります。以上が水平方向のモーメントで、作用点と支点を上下関係において、左側面交う俯瞰した場合、作用点が真上に向き左に位置し、支点が真下へ向き右に位置すれば、右回転モーメントとなり、その逆になれば、左回転モーメントとなるのです。

 

例えば、馬の口にビットがついていますので、レインハンドを作用点として右に位置させ、これに対して支点である脚を左に位置させれば、馬体に右回転モーメントが生じるので、馬の頭頂は右に、馬の胴体は左に位置するようになるのです。

これに対して、レインハンドを左に位置させ、脚を右に位置させると馬体に左回転モーメントが生じるので、馬の頭頂は左に、動体は右に位置するようになるのです。

そして垂直方向のモーメントは、馬の頭頂を真上に持ち上げるように作用点のレインハンドを使い、支点であるシートや脚は真下へ向かう力を生じさせれば、馬体を左側面から俯瞰した場合、右回転モーメントとなり、収縮が形成されるのです。

 

しかし、このことは倦くまでも、馬の姿勢を形成するものであり、馬を動かすものではないのです。

この姿勢形成をした上で、ライダーが馬に対して主導権を握り、推進することで、馬の進行方向をコントロールするのです。

 

何れにしても、レインハンドと脚やシートを連携させて、馬の姿勢形成をするということなのです。

馬の姿勢形成をすると、馬のステップの方向性や前後肢の連動性をコントロールしやすくなるので、結果的に馬の動きをコントロールすることができるようになるのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました