Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:50 Temperature 30.7℃ Humidity 67%    晴れ  August 2,’25(Saturday)

 

今朝は、台風一過で、蒸し暑い陽気になりました。昨夜は、台風で強雨が降りました。

馬場は、水は引いていますが、ウェット状態です。今日の暑さで、急速に回復することでしょう。

 

さて、乗馬による馬のガイド(誘導)は、馬のメンタルを活用せずに、ライダーにはできません。

 

そして、馬に限らず動くもののガイドは、本来ガイド、つまり誘導という表現はふさわしいとはいえないのです。

 

つまり、動くもののコントロールとは、抑制だからです。ブレーキを掛けることなのです。

 

自動車でも自転車でも電車でもです。

 

自動車であれば、ハンドルを切ることでタイヤが曲がります。このことで車の進行方向が変わると思っている人が多いでしょうが、氷上でハンドルを切っても車の進行方向は変わらないように、タイヤが曲がることで、グリップ力が高まり、直進方向にブレーキがかかります。従って、比較的グリップ力の小さい方向に車が曲がるということなのです。

 

従って、馬の進行方向のコントロールは、ブレーキを掛ける角度によって、その反射角に進行方向を変えているのです。

 

しかし、馬の場合は、車とは違います。

何故なら、レインを引いてブレーキを掛けても、ライダーは何処かでこれを支えるために、馬体を押してしまっているからなのです。

 

レインを引く力と何処かで支える力は、同じ大きさの力でありの逆向きとなるので、相殺されて、馬の動きにブレーキを掛けることはできません。

 

ライダーが、レインを引いてブレーキを掛けようとしたとき、馬がブレーキだと感じとり反応しなくてはならないのです。

 

そのためには、ライダーが馬に対して主導権を握っていることが前提で、レインを引いたとき、これをブレーキだと感じるようにしなくてはならないのです。

 

このために、レインを引くプレッシャーが馬に接触する面積を小さくし、これを支える方のプレッシャーの接触する面積を大きくする必要があるのです。

 

つまり、レインのプレッシャーと支えるプレッシャーの接触する面積の相対性によって、馬がどちらかを強く感じて、強く感じる方の力に反応するということなのです。

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