Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 8:55 Temperature 6.9℃  Humidity 37%  晴れ  December 4,’25(Thursday)

 

今朝は、そよ風がありますが、良く晴れました。昨夜は、風と小雨と冷気で冷えました。

馬場は、ベストコンディションです。

 

 

タックアップ(Tack Up) 馬装

 

タックアップは、その手順が重要なのである。

 

馬体に触れる場合、原則として馬に自分の存在を視認させて近づくことが必要で、そのために、馬の斜め前方より肩に近づくことがいいとされている。

何故なら、放牧場で馬同士がフレンドシップするとき、肩と肩を擦るような仕草を見せることからそういわれるのである。

そして、肩に触れ、首の稜線を辿って顔へ、肩から前肢へ、肩から背を通って後肢へと触れるようにすると、馬は落ちついて受け入れるのである。

 

裏掘りする場合は、球節の少し上のところの腱をスクィーズするようにすると、馬が肢上げるようにするので、その動きに伴って肢首をロックするようにして持ち、蹄の裏を掃除するのである。

このとき、馬自身が肢を自ら持ち上げるようにすることが望ましく、決して支えるようにヘルプしないで、馬が能動的に肢を上げるようにしなくてはならないのである。

馬が肢を下ろそうとしたとき、決して肢を下ろしてはならないと、指導する人がいるようだが、これは間違いで、馬が下ろしたければ、下ろしてあげればいいのである。そして、直ぐにまた上げればいいのである。すると馬は、バランスを取って上げているようになるのである。

馬が下ろそうとしたとき、無理に下ろさないようにすれば、馬の抵抗心を固定化することになって、肢を上げるのを拒絶する馬を作ってしまいかねないのである。

馬自ら肢を上げるように、努めるようにしましょう。

 

馬堀と同じような要領で、馬体のブラッシングをする。

特に顔や耳などは、最初は嫌がるので、必ず顔と耳の後ろなどを触って、嫌がらないように、できるようにすることもまた大切なのである。

 

そして次に、サドルパッドまたはブランケットを背に乗せ、サドルを載せるのであるが、もし馬が嫌がるような気配を見せたときは、ブランケットを大きく振り回して威嚇し、馬がそうしてもびくつかなくなったら背に成せるようにして、馬が自然な態勢をブランケットやサドルを背に乗せることを、受け入れるように努めることも重要である。

更には、サドルを載せたときシンチベルトは、軽く締める程度にしておくのである。何故なら、その後にビットを装着するので、その前にシンチベルトをきつく締めると、余計なプレッシャーを掛けることとなり、ビットをつけるときに、馬の落ち着きが無くなるリスクとなりかねないのである。

シンチベルトをきつく締めても、馬がナーbヴァスになることがなければ、問題はないのが、あるときなんかの折にナーヴァスになってしなうこともあるので、ビット装着前にシンチベルトをきつく締めないようにしておくことは、無難なのである。

 

次に、前肢には、スプリントブーツや肢巻きを巻いて、蹄にはベルブーツを装着する。

馬の前肢には、スプリントボーンの裏側に血管が通っているので、スプリントブーツも肢巻きも、前から裏側に向かうとき力を入れ、裏から前に向かうときは、力を入れないようにして、血流を止めないように留意しなくてはならないのである。

 

そして、タックアップの最終手順として、ビットの装着をするのである。

ホルターをつけるときと同じ要領で、馬の頭を人脇に下に置いて、左手でヘッドストールを持ち、右手でカーブストラップを指にかけて、親指を馬の口の中に入れると、馬が口を開けるのでビットをつけるのである。

カーブビット(大勒)は、口角に2本の皺がよる程度につけ、スナッフル(水勒)は、新馬の場合は、ゆるゆるにつけて、馬が自らが口でマウスピースを銜えないと口から落ちてしまうほどにつけて、馬が能動的にハミを銜えることをティーチングするのである。

トレーニングの進んだ馬は、スナッフルを口角にピタッと緩みなくつけるのである。

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