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新年明けましておめでとうございます。
昨年1年大変お世話になりました。謹んで御礼申し上げます。
本年も相変わらず、アリーナコンディションとよろしくお願い申し上げます。
馬のトレーニングとライダーのインストラクティングを更に研鑽して、乗馬クラブとして、クォリティの高い商品をお届けしたいと思っておりますので、倍旧のご支援のほどお願い申し上げます。
そして、皆様にとりまして、健康でご多幸な年となりますようお祈り申し上げます。
「ショーホースのリスク管理におけるトレーニング法」
ショーホースが単独でショーペンに入るということは、とても緊張する環境に身を置くことになります。
ショーホースは、ショーペンでライダーの指示に従って、規定のパターンを演技しなくてはなりません。従って、特別緊張する環境で、馬は、ライダーに対してコンセントレーションして、その指示に従って演技しなくてはならないのです。
馬には、訓練の精度やコンセントレーションの浅深や性格やライダーの巧みさによって、緊張が勝ってしまって、暴走したり止まってしまったり逃走したり反抗したり拒否したりするリスクが生じる可能性があるのです。
初心者がショーイングするときは、ライダーが未熟であるために、稚拙で乱暴なプレッシャーになりがちなので、特にリスク管理が必要なのです。
ショーホースには、これらのリスク管理をするためのトレーニングが必要なのです。
このトレーニングは、馬がライダーの指示から逸脱する状況を態と作り出して、これを矯正することを繰り返す方法です。
例えば、直進を指示して、馬が直進した途端に、バックアップしたり左右どちらかへターンして進行方向を変えたりします。そして、バックアップしたりターンしたりした直後に再び直進させたりストップさせたりします。
このように、指示をして、馬が指示通りに動き始めたら、直後に違う指示をして、違う指示に馬が従って動き出したら、直ぐにまた違う指示を出すということをするのです。
このとき重要なことは、一つのアクション毎にレインや脚によるプレッシャーをリリースすることです。つまり、直進の指示のプレッシャーをかけて馬が直進したら、プレッシャーをリリースして、直ぐに次の指示を出すためにプレッシャーをかけます。次の指示に馬が従って動き出したら、かけていたプレッシャーをリリースし、直後に次の指示のためのプレッシャーをかけるというように、馬のアクション毎にかけていたプレッシャーを必ずリリースします。
アクション毎にプレッシャーをリリースすることで、変化を繰り返す指示があっても、馬は混乱したり興奮したりすることがなく、却ってライダーに対してコンセントレーションし、何時でも指示が変わっても対応できるように、ウエイティングするマインドになるのです。つまり、指示待ち状態になるということです。
一つの指示をして、馬がこれに従い反応したときに、直ぐに違う指示を出して、馬が違う指示に従ったとき、再び指示を変えて、違う指示に従わせるということは、馬は、直前の指示に従った自分自身の反応が間違いであったと思い、次の指示に従って反応し、その反応も間違いであったと思うことになり、馬は間違わないように、指示がいつ変化してもこれに反応しようというマインドになるのです。つまり、これが指示待ちのマインドなのです。
出番直前に、直進させてはストップしたり、バックアップしたリターンさせたり、バックアップさせてはターンさせたり直進させたり、ターンさせては、直進したりバックアップしたりするのは、この「指示待ち状態」を作るためなのです。
ショーイング中に、乱暴だったり解り難かったり強すぎたりするプレッシャーは、リスクを生み出す原因となるので、極力避けねばなりませんが、やむを得ずしてしまうこともあるので、特にショーペンという馬にとって特別緊張する環境に入るときは、この指示待ちのマインドであることは重要なことなのです。


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