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今朝は、どんより曇っていますが、とても気温が高く生暖かさを感じます。
馬場は、水溜まりが大分小さくなってきていて、外はベスト状態です。
「リーディング」
馬は、目の前のものが左右へ動くとき、それを追いかけようとする習性がある。
これを活用したのが、カッティングホースである。牛を怖がってしまう馬でも、左右へ牛が動くと追いかけてしまうことがある。
リードロープをハンドラーが持って、馬をリードするとき、日本でよく見かけるのは、競走馬のパドックでのリーディングである。その姿は、最悪のリーディングであるといわざるを得ないのである。
馬のリーディングの考え方は、ハンドラーが馬を連れて歩くのではなく、ハンドラーの動きに合わせて馬が付いてくるようにしなくてはならないのである。
多くの専門書では、リーディングするときのハンドラーの立ち位置は、馬の頭から肩の間に位置すると書いてあるものが多いのである。しかし、私は、ハンドラーの立ち位置は、馬の頭のほんの少し先にあるべきだと思っているのである。何故なら、ハンドラーの立ち位置は、馬にとって分かり易くあるべきだからである。
馬がハンドラーの動きに合わせて歩くのは、ハンドラーの立ち位置が馬にとって理解しやすいことが必要なのである。ハンドラーが馬の頭から肩の間に位置するというのでは、馬はとても解りにくいのである。しかし、ハンドラーの立ち位置が馬の頭の少し先であれば、馬はハンドラーを追い越してはいけないというように、解りやすくなるのである。
従って、ハンドラーのリードロープを持つ長さは、ハンドラーのエルボーの長さと同じぐらいに持ち、ハンドラーが前進すれば、馬はそれにつれて前進し、そのとき馬がハンドラーを追い越したとき、直ちに停止させてバックアップさせる。そして、追い越したときに、直ちに停止させてバックアップさせることを繰り返すことで、馬はハンドラーを追い越さなくなるのである。
私は、馬を扱う人は、全て馬のリーディングのトレーニングを理解し、できる人であって欲しいと考えている。何故なら、全てのハンドラーがリーディング法を理解しできる人であれば、人も馬も安全だからなのである。
さて、リーディングの第一歩は、ハンドラーがリードロープを1m~1.5m位の長さで持ち、馬の左右どちらかの横に立ち、リードロープを一旦タイトにした直後にピンとショックを与えるように引き、馬がリードロープを引いた方へ少しでも動いたとき、リードロープは緩める。そして、ハンドラーは再び馬の横に立って、リードロープを一旦タイトにしてからピンと引く、このとき馬がリードロープを引いた方へ動けば、直ぐにリードロープを緩めます。
これを数回繰り返すことで、ハンドラーが馬の横へ移動しようとすると、リードを引かなくても、ハンドラーの動きに合わせて動くようになるのである。左右にスムーズにリーディングできるようになるまで、馬によって個体差はあるものの、10分程度でなるはずなのである。
次に、リードロープのリードに合わせて、馬が前進するのをトレーニングである。
ハンドラーは、馬から2m~3m位離れて正対する。そして、リードロープをタイトにして、今度は少しだけ引いたところで待つ、すると馬によって馬と引き合いになったり、直ぐに前進したりするのである。
ハンドラーが馬と引き合いになった場合は、そのまま引き合って1分程度だけ待ち、ポンとリードロープをポンと緩める。すると、馬は後ろによろけるでしょう。これを数回繰り返すことで、馬はリードロープを引かれて後ろに力を掛けると肩すかしを食ってしまうことが解って、一歩前進するようになります。更にこれを繰り返して、リードロープをタイトにするだけで、馬が前進するようになるまでトレーニングをする。
馬を後方へリーディングする場合は、馬の頭の横にハンドラーが立ち、2~3歩ハンドラーが後退し、その動き合わせるように馬が後退しなければ、リードロープをビンビンと馬にショックを与えるように引く、馬が後退したところでハンドラーは止まり、リードロープをリリースする。そして、また2~3歩後退する。そして、リードロープをビンビンと引く、馬がそれにつれて後退したときリードロープをリリーする。
これを繰り返し、ハンドラーが後退したとき、馬がこれに伴って後退するようになるまで行うようにするのである。
リーディングのトレーニングは、始めたら完全にリーディングできようになるまで、行わなければならないのである。半分までやって、後は明日へと積み残すようなことすれば、明日は、今日の倍も2倍も大変になるのである。このことは、馬にとっても辛いことなのである。
このようにトレーニングすることで、前後左右方向へハンドラーが動くことに伴って、その動きに合わせて馬が前後左右へ歩くようになるのである。
このリーディングは、ハンドラーにとっても馬にとっても危険を回避し、馬の安心を作る方法なのである。

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