Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:35 Temperature 24.7℃ Humidity Hi  曇り    June 21、‘26(Sunday)

 

今朝は、曇っていて気温は高めです。

 

馬場は、昨夜からの雨で、全面水浸しです。

 

 

収縮は、戦前の日本軍がコレクション(Collection 集める)を馬術用語として訳したのがこの名称の始まりだそうです。

 

因みに、コレクションビットというのがありますが、Correction(矯正)Bitは、収縮とは違って、矯正するという意味ですので、お間違いなくしたいものです。

 

収縮というと我々日本人は、アコーディオンのように、蛇腹を伸ばしたり縮めたりするようなイメージを持ってしまいますが、馬体が蛇腹のように伸び縮みすることはありません。

 

馬は脊椎が硬直した動物ですので、胴体が蛇腹のように伸び縮みはしません。従って、日本の馬術書で見られるようにサークルの輪線に沿って、馬体が湾曲することもないあので、その図は間違いなのです。

 

さて、収縮ですが、蛇腹のように馬体が伸び縮みすることはありませんが、収縮することはあります。

 

収縮は、重心の真下に4肢を集めることです。

 

2等辺3角形を思い浮かべれば解るように、3角形の底辺が長ければ安定します。

底辺の頂点2点が重心から遠くなるので安定するので、その裏返しとして、動き難いということになるのです。

その逆に、底辺の長さが短くなれば、底辺の頂点2点が重心に近づくので、不安定になり、その裏返しとして動き易くなるということです。

 

つまり。収縮とは、馬の重心(第4肋骨)の真下へ4肢を集めることで、馬体の支点である4肢と重心の距離を縮めることになり、馬は最も動き易くなるということなのです。

 

収縮は、馬が最も体力を使うことなく動けるようにする体勢なのです。

 

従って、ウエスタンでもブリティッシュでも、収縮は活用される体勢なのです。

 

因みに、日本の古式馬術には、それがないので、馬術的には高い技術があったとはいい難いのです。

 

日本は明治維新において陸軍が生まれ、その陸軍の中に騎兵隊を作って、西洋馬術を大いに取り入れたことで、日本の馬術は大いに飛躍するのです。

 

先の日本海海戦において、「天気晴朗なれど 浪高し、皇国の興廃この一戦にあり、各員奮励努力せよ」という艦船三笠より、ときの政府に打電した文章を考案したのが秋山眞之で、東郷 平八郎司令長官の下作戦参謀とした活躍した人ですが、この人の兄である秋山 好古が騎兵隊の初代隊長で、日露戦争でロシアのコサック隊と戦った人で、近大馬術の祖といっても過言ではない人なのです。

 

因みに、当時の陸軍は、ドイツから指導者を招いて、ドイツ式陸軍を作っていたので、当然騎兵隊もドイツ式になっていてもおかしくなかったのですが、偶々この秋山 好古がフランスに留学していたこともあり、日本人の体格を考慮して、ドイツ式よりフレキシブルなフランス式馬術を取り入れたといわれています。

 

今日の日本におけるブリティッシュでは、圧倒的にフランス式が多いのはこのせいで、ドイツ式馬場馬術を展開する施設が日本にもありますが、これはその殆どが戦後に入ってきたものなのです。

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