AM 9:20 Temperature 23.3℃ Humidity 79% 曇り June 20,’26(Saturday)
今朝は、どんより曇っていて、予報では夕刻より雨になっています。
馬場は、水たまりの外は、可成り良くなっています。
内方姿勢は、何のためにあるのでしょうか。
簡単に内方姿勢を理解している人は、馬の頭がサークルの内方へ向いていることだと理解していることと思いますが、本来は、後駆が内方に位置している馬体の姿勢のことなのです。
馬は、成馬になると脊椎は硬直して、水平方向にも垂直方向へも曲がりません。
運動エネルギーが重心を通ることが、力学上合理的運動をするために必要なことなのです。
馬の重心が第4肋骨付近にあるので、この重心上を運動エネルギーが通過することが必要なのです。
このために、脊椎が曲がらない馬は、運動エネルギーが馬体の対角線上を示すようにしなくてはならないのです。つまり、運動エネルギーが右後肢から左前肢へ、または左後肢から右前肢へと通過するようにして、その途中で重心を通るようにしているのです。
因みに、肉食獣の猫や犬は、脊椎が柔軟なので、運動エネルギーが重心を通るようにするのではなく、運動エネルギー上に重心を移動するようにしています。
例えば、右後肢から右前肢へと運動エネルギーが通過しても、その線上に重心を移動させ、合理的運動をしていて、獲物を捕らえるとき直進性を発揮できるようにしているのです。
馬は、重心を移行することができにくいので、運動エネルギーが馬体の対角線上を通過し、重心を通るようにしているのです。
またこのことは、サークル運動のときに、外方後肢が内方前肢へと向かうことで、遠心力に対抗するようにし、バイクのコーナーリングのように、馬体を内方へ倒すことなく走行しているのです。
つまり、内方姿勢は、合理的運動のため、遠心力と闘うためにあるのです。
従って、内方姿勢は、馬の頭をサークルの内方に位置させるのではなく、後駆を内方へ位置させるようにして、外方後肢と内方前肢を同一線上に位置させる姿勢のことなのです。
このことを、二蹄跡運動をいいます。英語圏では、Two Track(ツゥートラック)といいます。


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