AM 9:15 Temperature 20.7℃ Humidity 38.5% 晴れ April 22,’26(Wednesday)
今朝は、少々風がありますが、晴れています。
馬場は、ベストコンディションです。
「フレームワーク」
フレームワークとは、馬の姿勢形成のことで、主なものは内方姿勢と収縮である。
ライダーには、馬を動かしたりその動きをコントロールしたりすることは、物理的力ではできないが、姿勢形成することは、作用点と支点の物理的力を以てできるのである。
従って、フレームワークは、ライダーが馬に対して、主導権を握る上でも大きな役割を持つもので、物理的な力を以て馬の姿勢形成をして、その力をリリースすることで、ライダーが馬に対して主導権を握ることができるのである。
また、姿勢形成するということは、馬のバランスをコントロールすることにも繋がるので、フィジカルの動きに大きな影響を与えることができる要素といえるのです。
つまり、馬の姿勢形成は、馬のフィジカルとメンタルの両面を、ライダーがコントロールする上で、重要な要素といえるものなのである。
馬体の姿勢形成は、運動エネルギーの方向性をコントロールする上で、重要な役割を果たすものであり、ライダーがレインハンドと脚との連携によってこれを成すことは、馬を有効にコントロールするにことに重要なことである。
そこで、最も重要なことは、姿勢形成する上で、馬を推進することだということをライダーは、肝に銘じて置かなくてはならないことなのである。
ものが動くことは、重心が動くことであり、重心を運動ネルギーが通過することは合理的運動で、最も少ない力でものが動くこととなるのである。
ものが動くには、支点と重心の距離と作用点と重心との距離の相対性で、支点と重心との距離に対して、作用点と重心との距離が長ければ、小さい力でものが動き、短ければ大きな力が必要となり、作用点と重心との距離に対して、支点と重心との距離が長ければ、大きな力が必要となり、短ければ小さな力で動くことができるのである。
内方姿勢は、外方後肢から内方前肢へと運動エネルギーを通過させるためのもので、このことで、運動エネルギーが重心を通過することができ、無駄な力を使わずに済み、合理的な運動となるのである。
何故なら、馬の脊椎は柔軟性がなく、運動エネルギーの線上に重心を移動させることができないので、運動エネルギーを馬体の対角線上、つまり外方後肢から内方前肢へと通過するようにして重心を通過させ、合理的に動けるようにしているのである。
左内方姿勢を形成するためには、右外方脚を馬体にあてこれを支点とし、左右のレインハンドで、馬の頭頂を右外方脚のやや右へと引くように(作用点)することで、支点である右外方脚の力は作用点の力と平行となるので、馬の頭頂のやや左へと向かうようになるのである。
馬を真上から俯瞰すると、作用点の力が馬の頭頂から右外方脚のやや右、支点の力が右外方脚から馬の頭頂のやや左へ向かうようになり、作用点と支点の力が平行となるので右回転モーメントが生まれるのである。
馬の頭頂と右外方脚との間で右回転モーメントが生まれるので、その反作用として、右外方後肢が左方向へステップするようになるので、左内方姿勢が形成されるのである。
右内方姿勢を形成するためには、左外方脚を馬体にあてこれを支点とし、作用点は、左右のレインハンドで馬の頭頂を、支点である左外方脚のやや左、支点の左外方脚の力が頭頂のやや右へ向かうようになり、作用点と支点の力は平行となるので、馬を真上から俯瞰すると左回転モーメントが生まれるのである。
馬の頭頂と左外方脚との間で、左回転モーメントが生まれるので、その反作用として、左外方後肢が右方向へステップするようになり、右内方姿勢が形成されるのである。
収縮は、作用点である左右のレインハンドを真上に引き上げるようにし、このとき鐙の力を抜き、腰や肘などの関節をロック(固定)しシート(支点)でレインを引き上げるようにする。
これは、馬の頭頂を真上に、馬の背を真下へと力が働き、馬の頭を左に置いて馬体を左側面から俯瞰すると、馬の頭頂とシートとの間で右回転モーメントが生まれ、その反作用として後肢が深く踏み込むようになり、収縮が生まれるのである。
この場合、前進モードでは、後肢が重心の真下近くへ着地するようになり、馬体の支点となる後肢の着地位置と重心が近くなるので、運動エネルギーを最小限にして動くことができるのである。
また、後退モードでは、後肢がグランドを前方へ押し出すようなステップとなるのである。
因みに、レインハンドをライダー自身の重心へ引くようにして後退すれば、重心移動がおきて後に後肢がステップするようになるので、後肢が後方へステップするようにして後退するのである。
未熟なライダーは、レインハンドを気にすると脚のことを失念し、脚を意識するとレインハンドがお留守になってしまうということがあるが、本来レインハンドと脚は一体的に行使するものなので、レインハンドを使うときは、両方または片方の脚やシートを支点にして使うと考えるべきで、脚を使うときは馬の頭頂を支点にするためにレインハンドを使うと考えるようにすれば、レインハンドと脚が一体的に使えるようになるのである。
作用点と支点の二つの力を連携させて、馬の姿勢形成することをフレームワークというのである。
従って、作用点で力を行使すれば、何処かを自動的に支点としているのである。
地上で力を行使すれば支点を意識せずとも、力を行使する目的を遂げるために、有効なところを支点とするのであるが、馬上では、自動的に有効なところへ支点を置くことはできないので、意識して支点を予め決め、作用点の力を行使しなくてはならないのである。
支点を意識的にコントロールするということは、支点とするところを基点として、「支点のやや右」とか「支点のやや左」とか「支点に」とかと思うようにすることで、意図的に支点の場所を置くことができるのである。
しかしながら、ウエスタン乗馬の場合、ルーズレインで馬のメンタルを活用にしているので、そう単純ではなく複雑になり、このことに留意しなくてはならないのである。
ルーズレインでも支点としていることには変わりがないので、馬の頭頂を支点にすると意識して、脚を行使したとき支点である馬の頭頂の位置が変わった場合は、これをあるべき場所にレインハンドで戻し矯正して、脚を使ったまま、馬の頭の位置を矯正してはリリースし、馬の頭の位置を矯正していりリースすること繰り返して、ルーズレインで脚を使っても、支点である馬の頭頂が動かないようにして、作用点と支点を機能するようにしなくてはならないのである。

コメント