AM 9:35 Temperature 19.3℃ Humidity 87% 曇り September 26,’26(Saturday)
今朝は、今のところ曇っていまして、予報では10時頃から夕方まで雨が降るとなっています。
馬場は、現在はLW状態です。
さて、昨日は、乗馬における思考方法について書きました。
この思考方向は、乗馬に限ったことではなく全てのことに当てはまることで、問題や課題が生まれたとき、その解決や克服を考える前に、その問題や課題の正体を解明する方向に思考を巡らせるようにしましょうということでした。
正体が解明できると容易に、解決や克服に取り組めるようになるのです。
その上で、馬が動くということは、馬の重心が動くことです。
その重心が動くためには、その重心を支える力、つまり、支持力が重量より小さくなるか、重量が支持力より大きくなるかのどちらかということになります。
この動きは、重力によって動くことなのです。
もう一つは、重量も支持力も変えずに、力を外部から加えることで、重量と加えた力を合計した力が、支持力を越えたときに動くことになります。
この動きは、動力によって動くことなのです。
これを乗馬に当てはめると、馬の首を伸縮させて頭を上下することは、馬の重心を動かすことになり、支持力を超える重量となるので動くことになります。また、ライダーが前傾することも、馬とライダーの合成重心を動かすことになるので、馬が動くことになります。
馬の支持力は、馬の重心と4肢の着地位置に距離に反比例するので、4肢の着地位置が第4肋骨にある重心から遠いと支持力が大きくなり、馬は動き難くなり安定します。
これに対して、収縮して4肢の着地位置が重心の真下に来ると、支持力が減退して重量と同じになり、動き易くなり不安定になります。
厳密に言えば、重力を働かせて馬が動くようにすることを扶助というのです。
従って、ライダーの姿勢(前傾や後傾)は、扶助になり、脚やレインハンドの作用は、全て扶助ではなくて、合図(キュー Cue)なのです。
重ねていいますが、重力によって馬を動かすことを扶助といいます。(注意事項として、ライダーが馬を収縮させること自体は、扶助ではありませんが、収縮した上でライダーが前傾すれば、支持力が小さくなっているので、この支持力よりライダーが前傾することで、重量が大きくなり馬が動くのは、扶助になります。)
これに対して、人が地上に立ってリードロープを引くことで、馬を動かす場合は、馬の重量とリードを引く力を合算した力が、支持力を越えた場合は、馬が動くことになります。
これは、動力で、馬を動かしたことになります。
動力は、必ず二つの力が働くことで作用する力で、その二つの力とは、作用点と支点です。
人が地上でリードロープを引いた場合は、人が立っているところが支点になって、リードに繋がっているホルターが作用点になります。
この場合は、人が立っているグランドの重量が馬の重量より断然大きいので、馬が動くこととなります。
しかし、ライダーが馬の背にあるとき、レインを引くと、作用点が馬の口になり、ライダーのシーティングしている馬の背が支点になります。
この場合は、馬をという同一物体上に、作用点と支点が存在することになります。
作用点の力と支点の二つの力は、同じ大きさで逆方向になりますので、馬の口と背が同じ力で引き合いなりますので相殺されて、馬が動くことには繋がらないのです。
つまり、ライダーの力で馬を動かすことは不可能だということです。
従って、ライダーは、馬のメンタル活用して馬を動かす(動いている馬をコントロールすることも)、馬のメンタルを活用する以外にありません。
それは、ライダーの存在が、馬のメンタルの重量より重い存在でなくては、馬を動かすことできないことになるのです。これをリーダーシップといったり主導権といったりするのです。
則ち、ライダーが馬を動かしその動きをコントロールするには、馬に対して主導権を握る以外にないということです。
例え、脚や手の使い方が名人級に上手くなったとしても、決してその力で馬を動かせるようにはならないのです。
従って、最優先してライダーが知らなければならないことは、ライダーが馬に対して主導権を握る方法なのです。

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