AM 9:30 Temperature 17.4℃ Humidity 69% 曇り October 31,’25(Friday)
今朝は、少し前には日射しがあったのですが、今は曇っています。
馬場は、水溜まりもなくなり、ほぼ全面ベストコンディションです。
明日から3連休です。
今日は、肩関節についてお話ししたいと思います。
肩関節とは、肩胛骨と上腕骨の「くの字型」の形状のジョイントのことです。
我々人間の肩関節は、回転機能を持っていますが、馬の肩関節は、後方への屈曲する機能のみを有していて、回転機能はありません。
従って、スピンや横肢のような、水平方向に前肢が動くには、肩関節の緩みで行っているのです。つまり、水平方向に動く機能はないのです。
そしてまた、左右の肩関節の間に胸骨がありますので、横の動きは苦手な構造を持っているのです。
このような構造を持っているので、特にストレッチ運動によって、水平方向の可動性を高めておく必要があるのです。
可動性を高めるには、二つの要素を考える必要があります。
その二つとは、柔軟性と可動性です。
つまり、柔軟に動くことができるようにしてから、稼働させて、柔軟に可動させるようにするということなのです。
ちょっと解り難い表現になってしまいましたが、柔軟性が高まってから、実際に動かすということなのです。
柔軟性を高めることと動かすこととを一緒に行えば、馬は、メンタルとフィジカルの両面で対応しなくてはならないので、抵抗や反抗が出やすくなってしまうリスクがあるのです。
従って、動くことを最小限にして、大凡メンタルの柔軟性を高めるようにして、その後で、動かして、フィジカルの対応力を養成することによって、馬の抵抗を最小限にできるのです。
例えとして、良いか悪いか分かりませんが、ゴミを取り除くとき、ゴミがものに付着しているので、これを引きはがして、その上で取り除くということと同様で、柔軟にしてから動かすということのように、ストレッチ運動を二つに区分して行うことで、馬の抵抗を最小限して、柔軟性を養成するという考え方です。
 
  
  
  
  
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