Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:20 Temperature 10.1℃ Humidity 46%   晴れ  November 19,’25(Wednesday)

 

今朝は、気温が低く晴れまして、少しですが風があります。

馬場は、水溜まりがなくなりまして、全面ベストコンディションになりました。

 

レインプレッシャーは、左右のレインハンドによって、左右別々にプレッシャーをかけて、二つのプレッシャーとして行使する場合と、左右両方を均等にして、一つのプレッシャーとして行使する場合があります。

 

左右のレインの使い分けは、レインを持つ指先の感触を、感覚的に把握していないとできないのです。このことは、脚のプレッシャーも同様で、左右を同時に行使する場合と、片方ずつ行使する場合とがあるので、脚が馬体と接触する感触を、感覚的に把握していないとできません。

 

接触感を把握すると、馬の反応がどのようになっているか、手に取るように分かるので、馬の反応に適応させるようにレインハンドも脚も適応させることが自動的にできるのです。

 

感覚的に接触感を把握していないと、ライダーは視覚で馬の反応を捉えるので、その後の対処に、大脳が関与することになるのです。しかし、プレッシャーと馬体との接点における感触を把握していると、自動的に手足が反応して対処することになるのです。

 

これを、感覚統合というのです。

 

つまり、感覚情報を感知することで、小脳が運動神経に連結して、ほぼ自動的に運動器官(手足など)が連動することになるのです。ところが、馬の反応をプレッシャーの先端で感触を捉えず視覚で捉えると、大脳が関与することになり、小脳による感覚情報と運動神経との連結、つまり、感覚統合を遮断することになるのです。

 

視覚で馬の反応を捉えている内は、未熟なライダーなのです。

 

初心者のライダーが、インストラクターに注意を受けて、姿勢を矯正すると、ライダーは大脳で対応しようとするので、感覚統合が遮断されて、途端にバランスが危うくなるのです。

従って、初心者に姿勢の矯正は、百害あって一利ないのです。

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