Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:00 Temperature 7.4℃ Humidity 38% 晴れ March 12,’26(Thursday)

 

今朝は、晴れましたが、とても冷たい風が吹いています。

 

馬場は、ベストコンディションです。

 

 

準備運動(簡単解説)スピードコントロール

 

スピードコントロールというパフォーマンスのルーツは、広い柵やフェンスのないところで、馬で牛を追いかけ、牛の鼻先を馬で押さえるように追走し、結果的にサークルを徐々に小さくして、最終的に牛が動けなるようにして捕らえるというワーキングにあるのである。

 

レイニングホースでは、サークル走行で、ハイスピードで走行しスローダウンすることが多いのだが、これはこのパフォーマンスのルーツから来ているのである。

 

そこで、私は、ハイスピードからスローダウンするとき、リラックスした走行時の元々のスピードへ戻すという考え方をしているのである。

従って、馬の元々のゆったりとした走行を作っておくことが重要なことで、つまり、普段の駈歩走行のときに、滞空時間の長いムーヴメントで走ることが重要で、滞空時間の長い駈歩とは、後肢の踏み込みの深いムーヴメントでなければならないのである。(テクニカルムーヴメント)

 

スピードコントロールの準備として、普段の駈歩のムーヴメントを後肢の踏み込みの深いものにしておくということなのである。

後肢の筋肉運動を活用したムーヴメントがテクニカルムーヴメントいうのであるが、後肢の踏み込みを深くすることは、多くのライダーが誤解していることは、推進力が増幅するということで、物理的考察をすれば、後肢が深く踏み込むと推進力が減退するのである。従って、テクニカルムーヴメントで推進力を旺盛にするには、ライダーの主導権があって成せることなのである。

 

馬は、スピードアップするために二つのことを行っており、一つは、ピッチ(ステップの回転)を速くする場合と、もう一つはストライド(歩幅)を大きくする場合とがある。

 

ピッチを上げてスピードアップするためには、頭の上下動(首の伸縮)を促進して、重心移動を活発にするのである。

このムーヴメントは、メカニカルムーヴメントといい、頭の上下動によって重心移動を行い、これに伴ってステップしているのである。

メカニカルムーヴメントは、馬の自然な運動で、首の動きを拘束しない限り馬は、これを選択して運動しているのである。

日本の学者が、馬の動きの筋電図を取って観察したとき、放牧場で馬がリラックスして歩いているとき、最初の2~3歩の後は、肢の筋肉を一切使わずに動いているとのことであり、これが馬の自然な動きであり、人間が馬に乗るようなった原理原則を解明しているのである。

 

馬の重心は、第4肋骨にあり、前肢に約60%、後肢に約40%の割合で、体重を負重していて、この状態がバランスフォアなのである。

このメカニカルムーヴメントは、坂を下るような動きで、筋肉の行使が最小限になることから、体力の消耗が少なく、フィジカルのコンディションに影響を受けにくい惰性的運動で、その反面制動性が低いともいえる運動なのである。

 

一方、肢の筋力を行使して重心移動を行っているテクニカルムーヴメントは、特別なときの動きで、敵に襲われて急激なスピードアップが要求されたときや、頭の動きを拘束されて、メカニカルムーヴメントの動きができにくいときの動きなのである。

馬の第4の歩様である襲歩(ギャロップ Gallop)は、4拍子の駈歩で、①後肢②後肢③前肢④前肢と運歩し、①後肢②後肢と運歩した後に宙を飛び③前肢の着地が起きているので、馬体以上の長さのストライドを生み出して、ハイスピードの走行を実現しているのである。

 

後肢の筋肉を行使するために、前駆を高揚させたり屈撓させたり、後肢の踏み込みを深くしたりして、バランスバックし後肢への体重の負荷を大きくしているのである。

屈撓させたり頭を高揚させたりして、バランスパックするのは、ドレッサージュに見られ、後肢の踏み込みを深くしてバランスバックするのは、ウエスタン馬術で、ウエスタンは、牛の動きに対応するために、馬の機敏な運動神経を活用するため、ルーズレインによって馬の首に動きを拘束しないでバランスバックする必要があり、このために後肢の踏み込みを深くして、バランスバックを実現しているのである。

 

因みに重心とは、質量の中間点であり、馬の重心は第4肋骨にある。そして、重心が後方に位置することをバランスバックというのである。

このバランスバックには、二つの方法があって、前駆を高揚させたり屈撓させたりして、重心と頭頂の位置が近づけ結果的に重心が後方へ移行させる場合、もう一つは、行使に踏み込みを深くして、重心と後肢の着地位置を近づける場合とがあるのである。

つまり、バランスバックは、重心を後方へ移行する場合と重心の位置は変えずに、後肢の着地位置を重心へ近づけることの二つがあるということで、ドレッサージュは重心を後方へ移行し、ウエスタンは重心の位置を変えずに、後肢を重心へ近づけて行っているのである。

 

テクニカルムーヴメントは、坂を登るような運動で、筋肉運動なので体力の消耗が比較的激しく、フィジカルのコンディションにも影響を受けやすい運動なのである。その反面、制動性が高い運動なので、スピードを変更したり進行方向の転換も俊敏に行えるムーヴメントなのである。

 

レイニングホースのパターンでは、サークル走行におけるスピードンコントロールは、主にハイスピードからスローに落とすことが多いのである。しかし、中には、スロースピードからハイにすることもありますし、またハイスピードサークルからチェンジリード、そして反対サークルに移行すると同時に、スモールスローにするというパターンもあるのである。

 

馬は、そもそもスピード上げるとき、ストライドを大きくすることとピッチ(ステップの回転)を速くすることの二つを行っているのである。

ピッチを上げるには、そのときの重心移動のスピード上げることででき、馬の場合は、頭の上下動(首の伸縮)(バランスフォア)を促進することであり、ライダーが前傾したり脚のリズムを加速させたり刺激を強くしたりすることでしているのである。

 

ストライドを大きくするためには、後肢の筋力を行使することで行い、このためには、頭を高揚させたり屈撓させたり、後肢の踏み込みを深くしたりして、バランスバック(後駆への体重をシフトする)する必要があるのである。

 

つまり、馬はスピードを上げるためには、重心移動の方法をバランスフォアで、メカニカルムーヴメントである頭の上下動で重心移動を行ってピッチを上げる場合があり、それに伴ってステップすることが一つで、もう一つは、バランスバックで、テクニカルムーヴメントで後肢の筋力で重心移動を行って、馬のストライドを大きくしているのである。

 

そして、上がったスピードをスローダウンするには、メカニカルムーヴメントのピッチを上げてスピードアップしているとき、馬の頭の上下動(首の伸縮)を鈍化させるために、レインをタイトにして首の伸縮を抑制する場合と、ライダーの前傾を元に戻して、このことを馬ノンメンタルが察知してスローダウンする場合とがあるのである。

このムーヴメントは、坂を下るようなムーヴメントなので惰性が働くので、急激なスローダウンはできにくい特徴があるのである。

 

一方、テクニカルムーヴメントでストライド大きくしてスピードアップしている場合スローダウンするときは、元々バランスバックは前進気勢を減退するムーヴメントであるので、ライダーが推進のスイッチを切ってオフにすれば、馬は前進気勢を減退させて、スローダウンすることになるのである。

 

 

 

1. シートバックによるスローダウンは、速歩でライダーが前傾姿勢を取り、スピードアップを図り、その後の前傾姿勢を止めてシートバックして、馬がステップを2~3歩した直後に、レインを引いてスローダウンさせることを繰り返すと、馬が、ライダーのシートバックに応じてするとスローダウンするようにする。また、進行方向を90°曲げるようにすると、馬は制動させられ、馬がスローダウンするようになるので、シートバックと組み合わせるようにすると、方向の変換の合図とシートバックによって、馬はスローダウンするようになるのである。

 

2. 後肢の踏み込みによるテクニカルムーヴメントで、ライダーの主導権によって馬の筋肉運動を活発にしてスピードアップしているときは、元々テクニカルムーヴメントは、物理的に推進力が減退する性質を持っているので、その推進力のスィッチを切ることでスローダウンするようになるのである。

そのスイッチとは、シートバックだったり、シートによるプレッシャーを弱くしたりすることである。

つまり、テクニカルムーヴメントでスピードアップを、シートプレッシャーを掛けたり脚によるスクィーズを高めたりしていることによって行っていることが重要である。

 

3. スピードコントロールは、シートプレッシャーによってスピードアップするようにしておくことで、スローダウンをするときシートプレッシャーをリリースすることで、馬はスローダウンする反応をするようになるのである。

従って、その準備運動のために、速歩でのスピードアップをシートプレッシャーによって行うようにすれば、そのシートプレッシャーをリリースすることで、馬はスローダウンする反応を示し、それをストップして小休止するようにして褒めるようにすれば、馬はシートプレッシャーに反応してスピードコントロールするようになるのである。

また、スピードアップする際に、シートプレッシャーでスピードアップしないときは、シートプレッシャーに少しのタイムラグをおいて脚による刺激を与えることで、スピードアップするようにすれば、やがてシートプレッシャーを与えれば、馬は脚による刺激を予測し、スピードアップするようになるのである。

 

4. スピードアップやスローダウンにおいて重要なことは、馬の意識にライダーの存在感を大きくしておくことが重要で、特にスピードアップしているときに、そのムーヴメントに関わらずライダーによるシートプレッシャーや前傾などのキューイングによって、スィッチを入れているのだが、スピードアップの要求時にのみそのスィッチを入れるということではなく、ストライド毎のスィッチを入れるようにすることで、馬は絶えずライダーの要求を受け入れてスピードアップしているという意識を持つので、そのスィッチであるキューイングを止めることで、馬はスローダウンするのである。

また、注意事項として、馬のメンタルの作用が重要な役割を果たしているのがスピードコントロールなので、馬の反応が良い方向を示したときに、直ぐに小休止したり掛けているプレッシャーをリリースしたりして、褒めることが重要である。

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