Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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今朝は、大雨です。雨ですが気温は低くありません。

 

馬場は、水浸しです。

 

 

サーキットにおける2回走行についてお話をしてみたいと思います。

 

2回走行することは、ショーホースのクオリティー維持をとても重要なことだという認識が日本に定着することこそ、乗馬の発展と反映を左右することだと考えて実施したことでした。

 

1発勝負という乗り方をしたのでは、ファイナル走行で成績を出すことが不可能になります。

ショーサワーにしてしまって、折角の競技馬を2度と大会に出すことができなくなって、自分の財産を台無しにしてしまっては、結果的に乗馬の普及に繋がりません。勿論オープンのクラスでも同じことがいえることであります。

 

更にまた、2回走行は、競技結果をより馬のクオリティーを反映したものにするというのが本来の目的でもありました。

 

複数回走行することにより確実性の高い馬であるとか、より従順な馬であることが求められることにより、競技会の結果は、ライダーの指針になるわけですから、2回走行による競技結果は、ライダーが指針とすべきベクトルにより合致することになるわけです。

 

ファイナルラウンドの出場順を抽選によるようにしたのは、過去には予選スコアの低い順ということをしたりしたが、予選を高いスコアを出した人ほど遅い出番になるから、強いプレッシャーを受けなければならなくなる。従って抽選というのが一番公平に近いという見解で、抽選方式を採用している。

 

 

これまで日本におけるウエスタン乗用馬の国内生産ということを訴えてきて、多くの人の理解を得るに未だ至っていないようですが、いきなり国内生産ということをしてきたわけでなく、最初は2歳馬つまり未調教馬を輸入して、ブレーキングから調教するということから始めたのです。

何故ならハイクオリティーな血統の馬を未完成であるために、比較的安価に手に入れて輸入することから始めたのです。

これまで未熟な技術で粗悪な素材を調教してきたので、成功しなかったことを十分配慮して、いい素材で初期段階からの調教を始めようと試みたのです。

勿論調教技術の未熟な段階で、いい素材を扱うということは、経済的リスクは大きいということは充分考えましたが、その一方で成功の確率は、いい素材で行う方がはるかに大きいということに賭けたのです。

 

その結果現在のジュニアレイニングの現状を生み出すことができました。

 

一般の方は、このクラスの大半が輸入馬だと勘違いされている向きがあるようですが、実際は、未調教段階で輸入された馬、つまり初期段階から調教された馬と完成後輸入された馬との比率は、70%強が国内で初期段階から調教され馬ということになっています。

 

更にまたこの国内での一貫調教及び生産が、ウエスタン乗用馬に多大な貢献をしていて、特に馬の躾という意識は、相当底辺にまで当たり前のように意識されている。

しかし、数年前のことを思い出して頂きたい。

誰もが当たり前になってしまうと振り返らなくなってしまいがちだが、子馬の生産をすれば必ず馬の躾ということは、必然的にクリアーしなければならないことで、定着を見たのでしょう。

また多くの方が今まで気づいていたことだったのか、輸入馬と内国産馬の行儀の違いに、しかし、どうして良いか解らなかったということだったのかもしれません。そして国内で一貫生産を始めたことで、馬の躾のノーハウを我々は身につけたということでしょう。

 

更に我々が調教技術をグローアップさせることができれば、在来の馬に対しても結果として活用範囲を広げることができて、また競走馬の転用にももっと効率を良くすることや精度を高めることで貢献できるかもしれません。

 

どうもビジネスという採算性や発展性を基軸に、普及を実現せしめるというプログラムに対して、一部の方々はアレルギー症状を見せる人があるようです。

しかし、古い話で若い人は解らない人が多いかもしれませんが、日本国有鉄道 今のJRの話ですが、中曽根総理大臣の時に民営化して現在のJRという名前になった前身は、日本国有鉄道といって、3公社5現業といった時代のことであります。

 

国鉄は、それまで膨大な赤字の累積で経営の継続が危うくなっていました。しかしこれを改善しようと執行部が対策を講じようとすると、当時の労働組合が強い力を持っていたので、何か合理化対策をしようとするものなら直ぐにストライキを起こして、「合理化反対。」等というスローガンを掲げたデモ行進が日常的に行われたり、順法闘争といって電車のスピードを遅らせて走らせたりしたものです。

 

今の国民感情では考えられないようなことが当たり前のようにあったものでした。

何故なら合理化することは、そこで働く社員の職場環境が改善されることなのに、社員が反対するのです。

 

また農林省が長い間行ってきていることで、今でもやっていることだが、農家が作っている米の買い上げを政府が一括で定価を決めて買い上げるという方式で、農家を保護するという名目で終いには、政府の売価より買上価格の方が高いという逆鞘現象まで引き起こしたのです。しかもそれは農家の保護という効果は全くなくて、逆に弱体化を生んでしまったのでした。

つまり私がいいたいことは、どのような形態であれ業態の採算性を度外して普及ばかりでなくて、存続すらできなくなるということだ。

 

国鉄や米の政府買い上げの例をとっても、つまり国がその責を負ってしても採算が合わなければ、存続または維持が不可能だということは、歴史が証明していることなのです。

まして我々ウエスタン業界は、現在ちっぽけな存在でしかありません。であるからこそ業態の採算性は、重大なファクターであるということであります。

 

勿論事業主は、採算性の改善及び技術の革新を、マーケットから信頼を得るように研鑽しなければならないのは、至極当然なことであり、マーケットからの厳しい声に対しては真摯に傾聴しなければならないことは何よりも優先されなければなりません。

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