Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:10 Temperature 16.4℃ Humidity 63% 晴れ April 3,’26(Friday)

 

今朝は、穏やかに晴れました。気温も高めです。

 

馬場は、大きな水溜まりがあるものの外は水が引き、LW状態です。

 

 

推進とガイド

 

 

推進

 

乗馬において、ライダーが馬を推進するとは、ライダーの馬に対する主導権に基づいて、馬を動かすことである。

 

乗馬では、ライダーが強制的に物理的力を以て、馬を動かすこともできないし、その動きをコントロールすることもできないのである。

このことは、ライダーの如何なるプレッシャーも、馬という同一物体上に作用点と支点

が存在するので、作用点と支点の二つの力は、互いに逆向きで同量であるために相殺され

るので、馬が動くことに繋がることはないのである。

従って、ライダーが、脚を使っても鞭で叩いたとしても、馬が動くということに強制力を持たないのである。

以上の理由から、乗馬は、ライダーが馬に対して主導権を握ることで、レインや脚やシートのプレッシャーを、馬を推進したり抑制したりするようにし、ライダーによる馬のコントロールを成立させているのである。

 

馬のメンタル上において、ライダーの存在を大きくすることで、ライダーが馬に対して主導権を握ることができると考えることができる。

 

馬が動くのは、馬の重心が動くことで、馬は、専ら頭の上下動によって重心移動をして、この重心移動に伴ってステップしている動物なのである。

 

馬が放牧場でリラックスして歩いているとき、最初の数歩は肢の筋肉を使っているが、後は全くといいほどに肢の筋肉を使わずに歩いているのである。つまり、馬は、肢の筋肉を行使せずに、頭の上下動によって重心移動を行って動いていて、重心移動に伴ってステップしているのである。

 

このメカニズムを考慮して、ライダーが馬の頭の上下動を拘束するように、レインをタイトにすると、頭の上下動による重心移動ができずに、馬は動き難くなるのである。そこで、脚またはシートで刺激し、馬が動いたとき、このプレッシャーをリリースすると、馬はライダーに動かされたという意識を持つこととなり、馬の頭の上下動を抑制して動き難くした上で、脚やシートのプレッシャーをかけて動けという矛盾した行為をすることで、馬のメンタルに、ライダーの存在感を大きくすることができるのである。このことを以て、ライダーは、馬に対して主導権を握ることができるのである。

 

ライダーが馬に対して主導権を握る方法は、他にもあると思うが、ライダーが馬を推進するためには、ライダーが馬に対して主導権を握ることで可能する以外にはないのである。

 

何れにしても、ライダーが馬を推進するには、馬のメンタルを活用せずしては不可能なのである。

 

乗馬界の常識のようにいわれていることがあり、それは、馬を推進するために脚を使うということである。しかし、これは全くの間違いなのである。

脚のプレッシャーで馬が動くというのはないのである。レインを引いて、馬が後退するというのも間違いなのである。

つまり、脚やレインを操作して、馬を動かしたりガイドしたりするのは、ライダーが馬に対して主導権を握っているという前提がなければ、できないことなのである。

この重大なことを、全てのライダーは理解して、乗馬をしなければならないのである。

ライダーは、馬を推進したりガイドしたりするのは、馬のメンタルを活用しなければできないことなのである。

 

ライダーが、馬に対して主導権を握っているという前提で、ライダーは、大凡レインを引いて馬を後退させ、脚を入れることで馬を前進させているが、何故、そんなことができるのであろうか。

何故、このよう疑問が湧いてくるかといえば、ライダーは、馬上でレインを引けば、シートや脚が支点となって、作用点のレインを引く力と、支点のシートや脚の力は、同量で逆向きになので相殺され、馬が後退するのは理屈に合わないのである。このことと同様に、ライダーは、脚を入れれば、脚やシートが支点となり、作用点の脚の力と、支点の脚やシートの力は、同量で逆向きなので相殺され、馬が前進するのは、やはり理屈に合わないのである。

地上であれば、150kgと100kgの二つの鉄球を左右両端に置いてロープで引けば、どちらが作用点でも支点でも、150kgの重い方鉄球に、軽い方の100kgの鉄球は引き寄せられるのである。無機物である鉄球は、作用点と支点に関わらず、重い方へ軽い方が引き寄せられるのです。

 

しかし、馬上では、ライダーがレインを引けば、馬は後退し、脚を入れれば、前進するのである。このことは、馬という生物は、作用点と支点とが同じ大きさの力なのに、明らかに何らかの法則によって区別して、反応しているのである。

 

それは、作用点の力が支点へと向かうとき、作用点が局所型のプレッシャーとなって、これに対して支点は分散型のプレッシャーとなって、馬は局所型の方を比較的強く感じ、分散型の方を比較的弱く感じるので、強く感じる局所型の方のベクトルに一致するように、馬は動くこととなるのである。

 

また、作用点の力が支点以外のところへと向かうときは、作用点と支点の中間点が軸になり、作用点側は作用点の力のベクトルに一致する動きとなり、支点側は支点の力のベクトルに一致する動きとなり、左右どちらかの回転をすることとなるのである。

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