AM 9:05 Temperature 16.9℃ Humidity 71% 曇り June 6,’26(Saturday)
今朝は、曇っていて、気温が低めです。
馬場は、水溜まりが小さくなって、外はベストです。
乗馬において、ライダーが最初に学ぶべきことは、馬の推進です。
ライダーは、物理的力で馬を動かすこともその動きをコントロールすることもできません。
従って、ライダーが馬に対して主導権を握ってこそ、馬を推進することができるのです。
その最低の推進ができることを前提として、その次にできなければならないことは、手と脚の連携です。
手を使うときは、脚、脚を使うときは、手というように、手と脚は一体的に使うべきなのです。
乗馬の指導者が、生徒に対して、手ばかり多用して、脚が足りないということを指摘することがありますが、これは全くの嘘なのです。手と脚がちぐはぐになっているだけなのです。
手の力が脚に向かえば、脚の力は自然に手に向かいます。手の力が脚以外のところへ向かえば、脚の力は、手の力と逆向きで平行になるのです。
馬体に影響させるために、手と脚を使います。
つまり、馬体を曲げるために、その曲げるためとは、内方姿勢や収縮のことに当たります。
手と脚が向かい合えば、引っ張り合ったり押し合ったりというように、直線モーメントが生まれるのです。手が脚以外のところへ向かえば、脚の力は手の力の方向と逆向きで平行になるのです。
手と脚の力が平行になると、回転モーメントが生まれます。
回転モーメントは、内方姿勢や収縮を形成することができるのです。
それを、乗馬界の常識として、脚が弱いから馬の姿勢形成ができないというのである。しかし、それは間違いなのです。
手と脚の連携が違っているから、姿勢形成ができないのです。
地上では、手で何かをしようとすると、合理的に足場(支点)を位置させて、手が仕事します。しかし、馬上では、支点を意識的に位置させなければ、勝手に支点が位置してしまうのです。
何故なら、馬上では、ライダーはバランスを取るのが優先するので、手を使ったとき、その支点はバランスが取りやすいところになってしまうのです。多くの場合は、手を使ったときその力は、ライダー自身の重心へ向かうことになるのです。
この場合は、手と足が向かい合ってしまうので、直線モーメントになり、馬体の姿勢形成にはなりにくいのです。
手と脚の力で、回転モーメントを作らなくてはならないのです。
左内方姿勢であれば、左右のレインの長さを均等にして、両手で右外方脚の少し外側へ向かうように引きます。すると、右外方脚の力が、手の力と平行になるので、馬体に右回転モーメントが生まれて、左内方姿勢が形成されるのです。
右内方姿勢は、左右のレインの長さを均等にして、両手で左外方脚の少し外側へ向かうように引きます。すると左外方脚の力が、手の力と平行になるので、馬体に左回転モーメントが生まれて、右内方姿勢が生まれるのです。
収縮は、左右のレインの長さを均等に真上に引き上げます。すると自然に左右両脚またはシートが真下へ馬の背を真下へ押し下げる力が働きます。
馬の頭を左側へ位置させて左側面から俯瞰すると、右回転モーメント生まれます。このことによって、馬の前駆が起揚して、後駆が押し上げられるので、収縮が形成できるのである。
以上のように、ライダーは、馬に対して主導権を握っている前提において、
ライダーは、絶えず手を使うときは脚を、脚を使うときは手をというように
意識して、力を行使しなくてはならないのです。
もし、上手く馬の姿勢形成ができないときは、手の力の向きが支点である左
右どちらかの脚またはシートの何れかに支点が位置していないためだと考えて、
アジャストメントすればいいだけなのです。

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