AM 9:55 Temperature 27.0℃ Humidity 69% 曇り August 15,’26(Saturday)
今朝は、曇っていて、なかなか天気が優れません。
馬場は、昨夜に雨があって、ウェットです。
さて、今日は、何故馬に乗る人は、馬の頭を下げたがるのでしょう。
この疑問を持ったのは、私が乗馬を始めたばかりのことでした。
そのときは、馬のメンタルについて、考えてまして、馬術的知識のない私は、人間同士の場合、相手の頭に手を当てて下げようとすれば、普通はその相手が、手を振り払うのではと思ったのです。
何故なら、頭を下げようという手に威圧感を感じて、それに屈したくなくて、手を振り払おうとするのではと思いました。
それで、ライダーが馬の頭を下げようとするのは、ライダーと馬との上下関係を示そうとしているのではないだろうとか思ったのです。
それが、現在のライダーの馬に対する主導権に繋がったのでした。
そして、徐々に馬のフィジカルについて思考が及ぶようになって、馬の頭を下げるのは、馬の動きをコントロールしやすくしているのではないだろうか思い当たったのです。
つまり、四角い桝を投げる場合と丸い球体を投げる場合、丸い球体を投げる方が投げやすいのは自明の理でありまして、物体の重心を掴みやすい球体は、その動きをコントロールしやすいように、馬も頭を下げる前は、四角い桝みたいな形状をしていて、重心に影響させにくく、頭を下げた方が球体に形状が近くなり、重心に影響させやすくなります。
つまり、馬のバランスが何処あるかということに関係なく、馬体全体が一体化するように頭を下げた方が、馬の重心をコントロールしやすいということです。
ものが動くということは、そのものの重心が動くということで、その重心に影響させやすいということは、動きをコントロールしやすいということに繋がります。
従って、馬の頭を下げるということは、馬のメンタルには、ライダーが主導権を握ることとなり、フィジカルには、重心のコントロールがし易いということで、ライダーが馬を動かし、その動きをコントロールしやすいという一石二鳥の技だということになります。
ウエスタン乗馬は、後肢を踏み込ませることで、馬自身がバランスを取るために頭が下がるという技法を使っています。後肢が深く踏み込み頭が上がったままだと、馬は後ろの倒れてしまいます。
一方ブリティッシュ乗馬は、ショルダーを起揚させて、その反作用として頭を下げています。
このことに言及すると、切りがないほどのことがありますが、素朴な疑問として、人は何故、馬の頭を下げたがるかということについてお話をしました。
人は、何かを考えて馬の頭を下げ始めたわけではなくて、動物的センスとか動物的直感で、自然に馬の頭を下げて、その後に、その理由や効用というものを発見したのではないでしょうか。

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