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今朝は、晴れました。
馬場は、LW(Little Wet)状態まで回復しました。
さて、今日は、乗馬におけるライダーの3大要素であるバランス・ドライブ・フィールの内ドライブ(推進)がテーマです。
これまで私はいつになく、ドライブは、ライダーの物理的力ではできませんといってきましたが、厳密にいうと少しだけできます。
ものが動くということは、そのものの重心が動くことです。
その重心が動くためには、重力と動力の二つの力が働くことでできます。
力の重力と動力は、全く違う力で、重力とは、その物の重量(質量)と重心と位置の関係性において、重心が動き、物が動く現象が現れ婁のです。
因みに、重心とは、その質量の中間点のことです。
重力は、力が単体で、その物の重量が力となって働くとき、物が動くという現象が現れます。
従って、乗馬では、ライダーや馬の重量が、馬を動かすのは、首が伸縮して頭が上下する場合やライダーの前傾や後傾で、馬の動きに影響する力となるのです。
これを扶助(エイドAid)というのです。
馬体の姿勢形成もまた、扶助であるといえるのです。
例えば、収縮は、馬の重心の真下に4肢を集めることですが、重心の真下に4肢が集まると、4肢の支持力が最低値になるので、その上でライダーが前傾したり馬の首が伸縮すれば、馬の動きに大きく影響を与えることができるのです。
動力は、作用点と支点の二つの力が働くことで、実際上は、作用点と支点が別の物体上に存在するときに、作用点と支点の存在する物体の重量(質量)の小さい方が動くことになるのです。
例えば、バケツを持ち上げる場合、作用点はバケツで、支点はグランドということになり、グランドの質量が圧倒的にバケツより大きいので、質量の小さいバケツが持ち上がるのです。
しかし、乗馬の場合は、ライダーが手綱を引いても脚を使っても、どこかを支点にしていて、その支点は、馬上に存在します。つまり、作用点と支点が馬上に存在するので、作用点と支点の二つの力は相殺されるので、馬が動くことには決してならないのです。
従って、ライダーの力で、馬を動かすことは、不可能だということなのです。
しかし、実際上は、ライダーがレインを引いたり脚を入れたりして、馬を動かしているのは事実で、多くのインストラクターやライダーが、誤解してしまう理由がここにあるのです。レインを引いたり脚を使ったりしても、ライダーによる物理的力で、馬が動いているわけではないのです。
ライダーが馬を動かしているのでは、馬のメンタルの作用によって動いているのです。それは、馬に対して、主導権を握っているからなのです。
ライダーが物理的力で、できることがあります。
それは、馬体を曲げることです。
馬体上に作用点と支点が存在しても、作用点と支点の二つの力の方向を平行にすることで、回転モーメントを生み出し、馬体を曲げることができるのです。
作用点の力の方向を支点以外のところへ向ければ、支点の力は自動的に作用点の力と平行になります。
従って、レインを引く力を、支点以外のところへ向けることで、レインを引く力とその支点の力が平行になるので、回転モーメントが生まれて、その回転モーメントによって、収縮や内方姿勢を物理的力で形成することができます。
この馬体の姿勢形成をするとき、ライダーの力は、作用点と支点の力が押し合ったり引き合ったりすることになり、つまり、互いに相反する力を加えることで、姿勢形成しているので、馬のメンタルは、ライダーの強制力を受け入れていることになり、ライダーが馬に対して主権を握ることに繋がるのです。
従って、ライダーが、姿勢形成をすれば、馬体の第4肋骨にある重心が、馬体が曲がることで移動することになるので、馬の重心のコントロールにもなり、且つ馬のメンタルに対して、ライダーが主導権を握ることを同時に行うことになるのです。
ここで、重要なことは、ライダーが馬の姿勢形成をしているときに、一つ一つのアクションにおいて、馬がそれに従ったときに、プレッシャーをリリースすることなのです。
何故なら、馬のメンタルに、ライダーのプレッシャーに従ったときに、プレッシャーから解放されることを、馬に学習させることが必要だからです。
プレッシャーとリリースによって、ライダーが馬に対して、主導権を握れるようになるということです。
ライダーが、手ばかり使って脚が足りないなどいうことは、有り得ないことで、手を使うときに支点となるところを意識して、支点のところから少しだけずらしたところへ向けてレインを引けば、手と脚は同じ力の大きさで作用するので、手ばかりとか脚ばかりとかいうことはなくなるのです。
ライダーが、馬をドライブするには、ライダーが馬の姿勢形成することで、馬に対して主導権を握ることとなり可能となるのです。


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