AM 9:05 Temperature 30.0℃ Humidity 58% 晴れ July 19,’26(Sunday)
今朝は、日射しも強く、気温も高めで、風もありません。
馬場は、LD(Little Dry)状態です。埃が舞っています。
さて、今日は、発進と停止についてお話ししたいと思います。
乗馬において発進と停止は、対のようなもので、発進すれば必ず停止するように、発進の数だけ停止を行っているのです。
発進は、後肢から行い、停止もまた後肢で行うのが、常道です。
訓練されてない馬は、発進の時、一旦頭を上げて、頭の上下動の反憧を活用して発進します。
停止は、訓練されていない馬の場合、前肢で行い、訓練されている馬は、後肢から停止を行います。また、訓練されている馬は、発進の場合、首を使わずに後肢で行います。
それは、バランスバックするか(ブリティッシュ)、後肢を深く踏み込ませるか(ウエスタン)しているからなのです。
馬は、個体差が多少ありますが、前肢に60%、後肢に40%の体重配分で、第4肋骨の重心があります。
馬体構造上発進するためには、後肢の筋肉を使わなければ発進できないので、後肢に体重を乗せるために、頭を持ち上げたり、重心を後駆に移行させたり(バランスバック)、後肢を踏み込ませたりしているのです。
訓練されていない馬は、頭を上げて、重心を後駆へ移行させるのです。またブリテュッシュ乗馬では、前駆を起揚させて、重心を後駆へ移行させています。ウエスタンでは、ルーズレインを操作するために、前駆を起揚させることができないので、後肢を重心の真下へと踏み込ませて、結果的に後肢へ重心を乗せるようにして、発進を行っているのです。
従って、訓練されていない馬は、前駆を起揚させたり後肢を踏み込ませたりできないので、頭を後方へと上げて、上げた頭を下ろす反動で発進しているのです。
停止は、訓練されていない馬は、前肢で止まろうとするので、ピタッとは止まれません。
前肢の構造は、膝と球節は、後方へ屈曲する機能しか持っていないので、前肢が着地している地点より重心が後方にあるので、前肢には前に屈曲するような力がかかるので、躓くような状態になりピタッとは止まれないのです。ハイスピード走行から止まろうとすれば、前肢の故障が発生する畏れすらあります。
従って、ブリティッシュ乗馬でもウエスタン乗馬でも、停止は後肢で行うのが常道です。
後肢の飛節は、前方に屈曲する機能を持ち、股関節が回転機能を持っているので、前肢よりははるかにフレキシブルなのです。
従って、停止では、重心より前に後肢が着地することができると、馬体は後肢の着地点より後方で落下するようになるので、後肢を前に押し出そうとするような力が働くのです。
それで、レイニングホースはスライディングしているし、ブリティッシュでも後肢で停止をしているので躓くことなく停止できるのです。
ブリティッシュの馬の故障の70%は前肢といわれるのは、充分にバランスバックをせずに停止やジャンプの着地をしているためなのです。
レイニングホースでも充分な後肢の踏み込みを作らずに、スライディングすれば、必ず前肢の負担が重くなって、前肢の故障につながるのです。


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