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今朝は、夏空が広がっていて、気温も高めです。
馬場は、ドライ状態です。
さて、馬をトレーニングしていると、馬が硬いとか軟らかいとかが気になるのです。
単純に話をすれば、軟らかく感じるのは、馬が従順で能力があり、硬いとは、抵抗や反抗があるということです。
トレーニングで、馬体の姿勢を形成したり、その姿勢のまま推進したりということで、馬の柔軟性を求めるということになります。
ライダーのプレッシャーに対して、抵抗や反抗があると、ライダーは硬いと感じるわけです。そして、その硬さを取り除くことが馬を軟らかくすることなのです。
馬が硬いということは、ライダーの要求に応えられる能力がない場合やライダーに従いたくない場合という要因が考えられます。
原因がどうであれ、ライダーが馬にかけているプレッシャーに対して抵抗しているわけですから、ライダーの要求を理解でないと考えるべきだと思います。
何故なら、馬ができないと考えれば、要求を分解し単純化して馬に分かり易くし、一つ一つ馬にティーチングすれば、馬の反抗心が故に抵抗しているのであっても、要求を理解できない場合であっても、馬の抵抗も減少させ、理解度も引き上げられるようになり、馬が軟らかく反応するように変化させることができるのです。
しかし、馬の反抗心でライダーに従わない場合、反抗心だからといって、叱責を繰り返せば、馬によってはもっと反抗心を増幅させてしまう畏れがあるのです。
従って、馬の抵抗の原因が反抗心でも理解できない場合であっても、一つ一つ理解させるようにティーチングして、その中で小さな抵抗が少なくなったとき、プレッシャーをリリースして、馬の従順性を高めるようにすると効果が上がるのです。
スライディングストップのトレーニングにフェンシングというのがあって、馬場の長蹄跡の両端のフェンスを往復しながら走行する方法です。
ある馬がこのフェンシングをすると、暴走してしまうようになっているのがいました。
そのとき、馬が急激にスピードアップしたとき、レインで押さえて減速させ、減速するとレインを緩めることを繰り返しても、1週間経っても治ることがありませんでした。つまり、叱責を繰り返しても改善しなかったということです。
そこで、考え直し、馬が直進したときゆっくりとした走行ができないと考え、ゆっくりとした駈歩ができるようにバランスバックさせて、後肢の筋力で走行するようにトレーニングしたのです。
後肢の筋力で走行すると、馬は上り坂を登るような動きになるので、急激なスピードアップができなくなるのです。
数回のトレーニングで、この馬は急激なスピードアップをすることはなくなったのです。
以上のような例を考えて見ても、原因がどうであれ、運動メカニズムを考えて、そのメカニズムに則って、丁寧に馬にティーチングすることが改善の近道だということを物語っているのではないでしょうか。
昔、ジャンピングホースが、一つ障害を飛んだ後に、次に障害に向かって暴走し、ライダーのコントロールがし難くなってしまった馬がいたのです。
そのとき、その障害を飛んだ後、次の障害に向かって何時も左側へ切り替えるようになっていたのです。
そこで、飛んだ直後に右に向かったり、左に向かったりと、飛んだ後のアクションを、左右に向かうのをランダムにしたのです。
すると、馬は障害を飛んだ後にどちらへ向かえばいいかが解らないので、ライダーへ集中するようになって、馬が暴走することがなくなったのです。
馬の抵抗の原因がメンタルでもフィジカルだとしても、フィジカルだと考え、一つ一つ丁寧にティーチングしようとすれば改善できるということなのです。
そして、一つ一つティーチングしているとき、馬の抵抗を取り除くようにすることで、結果的にメンタルとフィジカルの両方を改善することができるのです。


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