AM 9:10 Temperature 34.1℃ Humidity 53% 晴れ July 22,’26(Wednesday)
今朝も夏空が広がっていますが、そよ風が吹いています。
馬場は、ドライ状態です。
馬の調教には、二つの要素があります。
一つは、ライダーに対する馬のメンタルの従順性の養成です。もう一つは、馬のフィジカルの動きをティーチングすることです。
この二つの要素を別々に行うのではなくて、フィジカルの動きをティーチングする中で、メンタルの従順性を養成していくものなのです。
何故なら、馬の従順性は、フィジカルの動きが高度化すればするほど、数量的に増やして行かなければならないものだからです。
つまり、ライダーの馬に対する要求が、ハードになればなるほど、馬の従順性は、これに比例して増やして行かなければ、馬がいうことを聞いてくれないことになるからなのです。
馬の抵抗は、馬のメンタルだけがその要因ではありません。筋肉の硬直や理解力や運動能力などがその要因と考えられます。
理解能力を高めるためには、運動を単純に分解して、一つ一つ時間をかけてティーチングします。そのときに、脚やレインハンドでプレッシャーをかけます。このプレッシャーに馬は何らかの抵抗を見せます。
この抵抗が少しだけでも弱まれば、プレッシャーをリリースします。従って、動きをティーチングしているので、ライダーは、その要求している動きができたら、プレッシャーをリリースしようと考えてしまうでしょう。
これは、間違いなのです。
要求している動きができなくても、抵抗が弱まれば、プレッシャーをリリースしなくてはなりません。
抵抗を弱めればリリースされることを、馬が学習すれば、やがて、要求をする動きができることに繋がるのです。しかし、抵抗を弱めてもプレッシャーをリリースせずに、動きができるまでプレッシャーをかけ続ければ、要求する動きはできるようになるかも知れませんが、馬が従順になることはありません。
すると、動きのティーチングが高度になればなるほど、馬の抵抗は大きくなってしまうのです。
つまり、馬のフィジカルの動きとメンタルが乖離して、動きがハードになると、メンタルの反抗が大きくなって、動きも要求に応えなくなってしまうのです。
馬をトレイニングするとき、馬のメンタルとフィジカルと乖離させてはならないのです。
昔日本でジャンプのレベルの高い競技会を見たとき、オーストラリアのライダーと日本のライダーのジャンプを拝見しました。
オーストラリアのライダーが乗っている馬は、とても柔らかく、レイン操作が柔軟で無理強いしているところがありませんでした。一方、日本ライダーが乗っている馬は、レインをギリッギリッと引いていて、馬の落ち着きがなく反抗的に見えました。
結局、オーストラリアのライダーの馬がぶっちぎりで優勝しました。
馬のジャンプを教えるのもスピンを教えるのも、同時に馬のメンタルの従順性を求めつつ行わなければならないのです。
トレイニングするとき、障害を飛ぶことより抵抗を弱くすることを優先しなくてはならないのです。スピンを教えるとき、一つのステップができるようになることより、プレッシャーに対する抵抗が弱まることを優先しなくてはならないのです。

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