AM 8:40 Temperature 24.9℃ Humidity Hi 曇り September 8,’26(Tuesday)
今朝は、曇っていて、湿度が高めです。日曜日と月曜日の2日間は、ほぼ雨が降っていました。 今日もすっきりしない天気です。
馬場は、ウエット状態です。
昨日は、馬の理解とコンセントレーションを混同しないようにということを書きました。
その上で、良くある話として、馬がバッキングしたりキッキングしたりということがあります。
その原因について、考えるということが日本の乗馬界にはありません。
特にフィジカルの問題とバッキングやキッキングとの関係性という捉え方をしません。
そして、キッキングは、蹴癖とかいって、癖と捉えています。
癖とは、英語では、ハビット(Habit)といいます。これと対極的ことは、態度です。英語では、アティテュード(Attitude)といいます。
ハビットとアティテュードとの違いは、馬の意識です。ハビットは、無意識で、態度は、意識的行動です。
従って、キッキングやバッキングは、悪い態度なのです。つまり、馬の意識的行動なので、治すことは容易なのです。
これに対して、ハビットは、サク癖や熊癖のことで、これはほぼ無意識的行動なので、治すことはとても難しいのです。
さて、バッキングやキッキングの原因は、股関節と肩関節の可動性の悪さが原因です。
勿論、メンタルの悪さがないわけではありませんが、メンタルの悪さとは、正常ではないということで、その馬にとっても、メンタルの異常性が爆発してバッキングやキッキングをしているので、つまり、その馬もやりたくてやっているわけではないということです。
特に、股関節や肩関節の可動性の悪さが、運動エネルギーのやり場がなくなって、立ち上がったり蹴飛ばしたりという行動に繋がっているのです。
従って、肩関節の可動性を上げるために、前肢を水平方向にステップさせるために、馬の首を右へ曲げて、左方向へ前肢をステップさせたり、首を左へ曲げて、右方向へ前肢をステップさせたりして、肩関節の可動性を上げることができます。
そして、この運動の仕上げは、馬の首を左へ曲げて、前肢を左方向へステップさせたり、首を右に曲げて、前肢を右方向へステップさせることです。
股関節の可動性を上げるためには、内方脚を支点にして、馬の頭を内方へ引っ張ります。すると、頭を内方に引っ張ったら、肩が内方へ動くことになるのを内方脚で阻止されるために、その反作用として、内方後肢がアウトサイドステップするようになります。
このことによって、内方後肢の股関節の可動性を上げることができるのです。
肩関節と股関節の可動性を上げるには、このようにするのですが、一気に可動性を上げようとしないで、少しずつ可動性を上げるように、馬の抵抗を少しだけ打破できたら、プレッシャーをリリースして、反対側の肩関節と股関節の運動に移行して、同じ方向を馬が疲れるまで続けないで、左右切り替えを頻繁に行ってやることが重要です。
バッキングやキッキングは、肩関節と股関節のどちらかが原因の場合とその両方が原因になっている場合があります。
しかし、肩関節と股関節の両方の可動性を上げるようにして、その上で、駈歩走行をするようにすることで、キッキングやバッキングは、概ね解決するはずです。
しかし、それでも解決しない馬もいるので、そのときは、肩関節と股関節のストレッチ運動に戻るようにしましょう。
そして、充分に可動性を上げたという自信があるときは、駈歩走行したとき、キッキングしたりバッキングしたりしたときは、速歩や常歩にして、小さいサークル運動に移行して、内方に馬の頭が肩に触れるぐらいに、首を曲げたまま強く脚を入れて推進しましょう。
これで、キッキングとバッキングを治すことができます。


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