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今朝は、久々にお日様を拝めました。 只、強風が吹いています。
馬場は、LW状態です。
乗馬において、馬体の姿勢形成は重要です。
何故なら、姿勢形成をすることによって、馬のムーヴメントをコントロールできるようになるからで、馬の第4肋骨にある重心と後肢の着地位置の関係性によって決まるムーヴメントをコントロールできるからなのです。
例えば、後肢への体重の負重を大きくして、後肢の筋肉運動を活発化させてテクニカルムーヴメントを作り出したり、前肢への体重の負重を大きくし、筋肉運動を最小限にしてメカニカルムーヴメントを作り出したりすることができるのです。
また、収縮を形成することによって、馬の運動において、体力の消耗を最小限にすることができたり、メカニカルとテクニカルのムーヴメントの切り替えを容易にできるようにしたりできるのです。
収縮は、重心の真下に4肢を集めることで、4肢で馬体重を支えなければならない力を最も小さくできるのです。
二等辺三角形の底辺の長さが三角形を支える力の大きさで、その底辺を短くすることが、重心の真下に4肢を集めることになり、馬体重を支えなくてはならない力を、最小限にすることができるのです。
そして、馬体重を支える力が最小限になるということは、動くための力も最小限になるので、収縮すると馬は最も小さい力で動けることになるのです。
馬体の姿勢形成は、ライダーのレインハンドと脚やシートの二つの力を一対にして駆使することで容易にできるのです。
そしてまた、ライダーが馬を動かしその動きをコントロールすることは物理的に不可能ですが、馬体の姿勢形成は物理的力で、強制力を以てできることなのです。
作用点と支点の二つの力は、同一線上にあると直線モーメントが生まれ、作用点の力が支点以外のところへ向かうことで、作用点と支点の二つの力が平行になり、回転モーメントが生まれるのです。
この回転モーメントを作ることで、馬体の姿勢形成が容易にできるのです。
しかし、支点を、ライダーが自在に配置できるようになるには少々難しいのです。
何故なら、作用点であるレインハンドを使うとき、ライダーが支点の置き所を特定しなければ、バランス感覚によってライダーの重心へ向かってしまうのです。
すると、ラダーのレインハンドの力がライダーの重心へ向かい、支点となるライダーの重心が作用点のビットの向かうことになります。
作用点と支点の二つの力は、直線モーメントになり、押し合うことになり馬体が曲がることに繋がらないのです。
そこで、レインハンド真上に引き上げるようにすると、ライダーのシートは、馬の背を真下へ押し下げることになり、馬の頭を左側へ置き左側面か俯瞰すると右回転モーメントが生まれ、馬は収縮することになります。
この場合、ライダーが無意識でもライダーのシートまたは脚が支点になります。
この場合最善の方法は、ライダーが鐙から力を抜いて、シートを支点にすることです。何故なら、作用点であるビットと支点との距離が、脚よりシートの方が長くなるので、回転半径が大きくなり、その分小さい力で収縮を形成できることになるからです。
内方姿勢は、左右のレインの長さを均等にして、馬の頭頂を外方脚の少し外側へ引きます。すると、作用点であるビットは、外方脚の少し外側へ向かい、支点である外方脚はビットの少し内側へ向かい、作用点と支点の二つの力は平行線を辿ります。
これを馬の頭を左側へ置き真上から俯瞰すると、左内方姿勢を形成する場合、外方脚が右脚になるので、右回転モーメントなり、右内方姿勢を形成する場合、外方脚が左脚となるので、左回転モーメントとなり、内方姿勢が形成できるのです。
このときの支点の置き所を、外方脚にすることが、少々難しく、外方脚で力を入れてレインを引くようにするとできると思います。それでも上手く行かないときは、外方脚からレインハンドまでの関節を一時的に固定して、レインハンドを使うようにするとできると思います。
ここで、一つ注意しなくてはならないことがあります。
それは、外方脚で力を入れるようにしますが、外方脚へ引っ張ってはならないことで、外方脚の少し外側へ引かなければなりません。つまり、作用点と支点の二つの力を平行にしなくてはならないのです。平行にしなければ回転モーメントのならないのです。
ウエスタンもブリティッシュも支点の置き所について、言及している人がいません。従って、手ばかり使って、脚が足りないという指摘になってしまうのです。
ライダーが支点に意識を持っていなくても、作用点でレインハンドを使えば、何処かに支点が生まれてしまうのです。
その多くはライダーの重心です。そして作用点と支点が同一線上に所在することになり、直線モーメントが生まれるので、後肢が踏み込んだり収縮ができなかったり内方姿勢が形成できなかったりというように、ライダーの思うような結果を出すことができないのです。
支点の置き所を自在にコントロールできるようになれば、作用点と支点の二つの力で平行線を作り、回転モーメントを生み出すことができれば、手を使えば脚は自動的に機能するので、手ばかり使うということはなくなるのです。
因みに、作用点と支点の力の大きさは、全く同じなので、手の力を大きくすれば自動的に脚の力は大きくなるのです。
日本の乗馬界のレベルが低いのは、支点の行き所に関心がないからなのです。
手ばかりが機能してしまうのは、何故なのだろうと誰も考えずに、駄目出しばかりを繰り返している指導者の姿を見ると、恥ずかしいばかりなのです。


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