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今朝は、薄曇りですので、徐々に晴れて、日差しが出てくることでしょう。
馬場は、ベストコンディションです。
さて、今日は、運動の継続と断絶による調教の神髄についてです。
運動の継続とは、前進であれば、駈歩から速歩や常歩に変化しても停止しなければ、運動は継続していると考えます。これに比して、前進しているのを停止したり、後退したり、一旦停止してから方向を変えたり,後退しているのを一旦停止して前進したりすれば、運動の断絶が起きていると考えます。
この運動の継続と断絶では、馬のメンタルへの影響が異なるということです。
調教は、2つ以上の事象を関連づけることだと極論することができます。
従って、馬は、どのようにして2つ以上の事象を関連づけて、どのようにすれば別物として捉えるかが問題となるのです。
例えば、走行しているスピードが速いのを、もっとゆっくりとしたスピードにしたい場合、速いスピードとゆっくりとしたスピードの2つの事象を関連づけて、ゆっくりとしたスピードを馬が選択するには、どのようにしたら良いのかという問題です。
ここで必要なことは、運動の継続と断絶なのです。
つまり、運動が継続すると2つの事象を関連づけて、断絶すると別物として捉えるという法則です。
スピードが速い駈歩のサークル走行であれば、一旦停止してしまえば、運動の断絶になるので、馬はスピードが速いことが駄目だとは思いにくいのです。
この場合、サークル走行を止めずにレインプレッシャーを与えて、サークルの軌道を徐々に小さくして常歩にならざるを得なくなるまで小さくします。
サークルの軌道が小さくなり、馬がリラックスして常歩をしたら直ちに駈歩でサークル走行に移行します。すると再びスピードの速い駈歩サークルを馬はします。直ぐにレインプレッシャーを与えて、サークルの軌道を小さくして常歩にします。そしてまた、ゆっくり馬が常歩をしたら、直ちに駈歩サークルの走行をします。
このとき、馬がゆっくりとした常歩になったときレインプレッシャーをリリースして、馬の緊張を緩和することや、駈歩発進するときもまた極力レインプレッシャーを与えないことが重要です。
当然、サークルの軌道を小さくするときは、レインプレッシャーを徐々に強くして、常歩になったとき、直ぐにレインプレッシャーをリリースすることも大切です。
以上のことを繰り返すことで、馬は、能動的にゆっくりとした駈歩をするようになるのです。ゆっくりとした駈歩をしたときは、当然レインプレッシャーが極力小さいことが望ましく、ルーズレインであれば、馬にとって何が良いのかが分かりやすいのです。
以上のことで、馬は速いスピードが良くなくて、ゆっくりなスピードが良いとされること学び、自ら進んでスローなスピード選ぶことになり、このことが定着まで調教すれば、レベルの低いライダーが騎乗しても、馬はゆっくりとしたスピードで走るようになるのです。
つまり、馬が能動的にスピードを選択しているので、ライダーのレベルによって馬の態度が変わってしまうことは少なくなるということです。
このように、運動が継続した中で、速いスピード走行とゆっくりとした走行を関連づけて、ゆっくりとしたスピードを馬が能動的に選択をするということなのです。
このとき、スピードが速いので、レインプレッシャーでスローダウンさせても、レインプレッシャーをリリースすれば、再びスピードが上がってしまうしので、運動を継続しながら常歩まで落とすことで、馬にはライダーの要求が分かり易くなるのです。また、ライダーのレベルによって、レインプレッシャーの力加減が上手くできないことがあって、レインプレッシャーをかけてスローダウンしたくても、却ってスピード上がってしまうというリスクもあるのです。
また、一旦停止してしまえば、運動が断絶してしまうので、速いスピードゆっくりとしたスピードを関連づけにくいということです。
また、サークルの方向を左右へと切り返すとき、例えば、左サークルから右サークルへと変換するときは、左サークルを一旦停止して、右サークル走行を発進する場合と、左サークルの軌道を内方へ小さくしながらS字走行するように停止を入れずに、右サークルへ移行する2つの方向が考えられます。
この場合は、ライダーが馬に対して、一旦区切りをつけたいのか、継続運動の中で切り替えをスムースに行いたいのかを考慮して、運動の断絶か継続かを選択するべきなのです。
この法則について、説明したいことは、ここに書ききれないほどのことがありますが、この辺で終わりにします。
極論すれば、運動の継続は、複数の事象を関連づけ、断絶は、複数の事象を別物と馬は捉えるということです。

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