Arena Copndition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:05 Temperature 31.8℃ Humidity 49%  晴れ  August 8,’26(Saturday)

 

今朝は、厳しい夏が戻ってきたような陽気です。

 

馬場は、昨日雨があったので、ベストコンディションです。

 

 

さて今日は、調教法についてお話ししてみたいと思います。

 

私は、二つの調教法を考えていて、それは消去法と正解法です。

 

正解法は、指示命令を強制的に行って、馬がその要求に極力従わなければならない状態を作って、馬が正解したらそのプレッシャーをリリースするという方法です。

 

消去法は、指示命令をするとき極力強制力を使わず指示して、指示に従えば、プレッシャーをリリースして、指示と違った反応をしたとき、一旦停止して、再び強制力を使わずに指示して、何処までも強制力を使わずに指示して、馬が要求通りに反応をするまで続けます。

馬は、やがて強制力を使わずに指示しても、要求通りの反応をするようになるという方法です。

 

私は、消去法のトレーニングで、馬を調教します。

 

何故なら、正解法は、その正解法を行使できないレベルのライダーでは、馬を指示通りに動かすことができないからです。

 

多くのライダーは、正しいリードの出し方や、正しい姿勢形成の仕方や、いろいろなパフォーマンスのやり方を学ぼうとします。しかし、この正しいやり方を学ぼうとして、馬が何故そのような反応をするかというより、ライダー自身が、それをできるようになるためという思考になります。

 

これに対して、消去法は、馬の心理や思考法を理解して指示するので、馬がどのようなメカニズムで、その指示を理解して反応するのかを学ぶことになります。

そして、消去法で調教した馬は、ライダーのレベルに左右されずに、シンプルな指示の仕方させ覚えてくれれば、馬をコントロールできることになります。

そして更に、普段から強制力を駆使せずにコントロールするので、馬は極力ライダーへコンセントレーションするようになるのです。

 

この正解法と消去法は、ライダーの思想に関わることで、日本の乗馬界には、この消去法を取り入れようとしている調教師が圧倒的に少ないというのが現状です。

 

馬が大人しくないというのも、正解法による調教だからなのです。

 

初心者が初期段階で、駈歩から騎乗を始められないのは、正解法で調教されているからで、正解法による調教は、如実にライダーのレベルが問われてしまうのです。

 

例えば、初心者が駈歩で騎乗したとき、暴走してしまったりとんでもないところへ行ってしまったりするのは、正解法による調教法だからで、消去法で調教した馬なら、ルーズレインで駈歩をして、馬が速く走れば、速く走った後に叱られて矯正されます。しかし、その後に駈歩発進するときは、ルーズレインで指示するので、馬が速く走ろうとすれば速く走れます。速く走ってしまえば、再び停止させられます。これを何回でも繰り返して、ルーズレインで駈歩発進させても、馬はゆっくりとしたペースで走るようになります。

つまり、馬が能動的に、ゆっくりとした駈歩を選択するようになるということで、初心者でも無理な力さえ抜ければ、リラックスした駈歩を経験できるのです。

 

初心者は、馬がリラックスしていてくれれば、身体の力を抜くことができるのですが、初心者が馬に対して強制力を発揮しようとすれば、ライダーは身体に力が入るし、そのことによって馬もまた緊張して、リラックスできなくなるという悪循環が生まれてしまうのです。

 

 

馬の対して高度なパフォーマンスを要求する段階では、初期段階で消去法による調教を受けた馬は、正解法を受け入れやすすることになるし、消去法でも高度なパフォーマンスの調教もできるのです。

 

例えば、バランスバックさせるにも、馬を屈撓させたり収縮させたりする場合でも、収縮させた上でレインプレッシャーをリリースします。すると馬は収縮を解いてしまいます。その収縮を解く瞬間に、直ぐに収縮させ、馬が収縮したら直ぐにリリーします。これを何回も繰り返すことで、馬は、ルーズレインでも収縮姿勢を維持するようになるのです。

 

消去法は、強制力を極力行使しないということで、馬に絶えずチャンスを与えて、馬がミスしたとき、直ぐに矯正するが、絶えずその態勢を維持させるための強制力を使わず、絶えず馬にチャンスを与え、その態勢が崩れたときに直ぐに矯正するが、直ぐにリリースして、指示するときは、極力馬が反応するための強制力を行使しないということです。

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