Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:30 Temperature 29.0℃ Humidity 56%  晴れ  August 10,’26(Monday)

 

今朝は、台風の影響でしょうか、風があります。

 

馬場は、ベストコンディションです。

 

さて、今日は馬をトレーニングするとき、ライダーの頭脳が働くためには、何をしたらできるようになるのかについてです。

 

本来の頭脳の働きとは、感覚情報に基づいて頭脳を機能をさせるということで、視覚や知識によって、頭脳が有効に機能しないという事実を理解しなければなりません。

 

この前提を踏まえて、ライダーが馬に対して何らかの要求をするとき、レインハンドや脚でプレッシャーをかけます。このとき2回3回とプレッシャーを繰り返すと、感触に変化が生まれます。

手や脚で馬にプレッシャーを数回かけたとき、接触感が変化します。このとき、注意しなくてはならないことは、視覚的に馬の動きを見てしなうと、その動きを大脳で捉えてしまうのです。

 

先ず、馬の反応を、プレッシャーの馬体との接点において、その接触感を感覚として認識することが重要なのです。

そして、プレッシャーを数回繰り返すことで、3つの接触感の変化が生まれます。

 

1つは、接触感として柔らかくや速く感じるということで、もう一つは、変化しないというもので、3つめはより重く硬く感じるということです。

 

より軟らかくより速く感じたときは、馬が素直に反応していることを示すので、もっとプレッシャーをかけるときは、より小さいプレッシャーにするべきです。

2つ目3つ目の馬の反応を感じたときは、馬がライダーの要求を、無視した場合と抵抗した場合なので、よりプレッシャーを強めて、1つ目の反応を求めるようにしなくてはなりません。つまり、接触感を軟らかく感じるようにして、馬を従順にして、プレッシャーをリリースするということです。

 

数回プレッシャーを繰り返すことで、馬の反応は、3つの反応の変化を接触感として感じ取れることができるわけです。

 

このプレッシャーの接触感の変化を感じ取るようにすると、自然にライダーの頭脳が働くのです。

 

接触感の変化を認識すると、当然何故このような変化が生まれるのかを探究するようになり、それなりの判断により、次のプレッシャーのかけ方に、その判断が工夫として盛り込まれるので、何回も失敗したとしても、馬の反応の変化を感じ取って、これに何らかの判断を下してゆくと、徐々に正確に行き当たることになります。

 

正解に辿り着いたとき、その道筋を理解したうえでの正解なので、再現性が担保されて、これらの幾つもの成功体験により、より深く馬を知ることに繋がるのです。

 

しかし、馬の反応を視覚で捉えていると、我々の頭の中に視覚野という部分があって、そこで視覚情報を捉えることになり、その近くに大脳皮質があり、直ぐに大脳がはたらいでしまうのです。大脳が視覚情報鵜によって働けば、馬のメンタルの反応を捉えることができません。

つまり、馬のフィジカルの反応のみを捉えるということになります。

 

例えば、ライダーが馬に駈歩を求めるとき、脚でプレッシャーをかけます。

 

このとき、視覚で捉えているライダーは、馬が駈歩をしたかどうかを見るということになります。また。正しいリードの駈歩になっていなかったり、方向がライダーの要求と違ったり、駈歩にならなかったりしたとき、唯単に馬が駈歩にならなかったことのみを、ライダーは認識することになり、どうしたらこれを修正したらいいかを導き出すことはできないのです。

 

しかし、プレッシャーの接点における接触感で、馬の反応を感じとっていれば、進行方向が違っていても、正しいリードになっていなくても、反応がなかった場合でも、どんな反応なのかを感じとれるので、馬のすべき反応と抵抗ない反応をすることを同時に求めることになるので、馬の間違いを修正して要求に応えさせることができると同時に、馬のメンタルも同時に修正することができるのです。

 

人間の頭脳を賢くすることは、感覚情報を捉えるようにすることなのです。感じてから考えるという順序でなければなりません。

 

知識を広めても、頭脳は賢くなりません。

 

それは、世の中の優れている人を見れば明白なのです。

 

大工さんでもスポーツマンでも名医でも芸術家でも、感覚の優れていない人はいません。

従って、高学歴にでも馬鹿は沢山いますが、無学でも優秀な人材は沢山いるのです。

それは、感覚が優れるために、感じてから頭脳を使うという順序で訓練するので、優れた人に成長できるのです。

つまり、この手順で訓練すれば、誰でも優れた人に成れるということです。

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