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今朝は、雨です。一日中雨の予報が出ています。
馬場は、水浸しです。
さて、昨日乗馬における起点についてお話しをしました。
地球上において、場所を特定する場合の座標軸のように、馬体の各パーツ間の位置を特定するためには、馬体に座標軸を作らなければ、客観的に複数のパーツの位置を特定できないのです。
つまり、ライダーは客観的に馬の姿勢形成を、解っているようで解っていないのです。
このことが原因で、日本の乗馬用語に訳の分からないことが多いのです。
「ハミ受け」は、その代表的なもので、座骨で馬を推進しろとか、手ばかりで脚が使えていないとか、等々上げたら切りがなく、行っている本人にも解らないのではないでしょうか。
ある高名な馬術家に、軽速歩のルールの理由を聞いたところ、理路整然とした解説はありませんでした。
観念的なことばかりで、論理性が全く無いのです。
何故なら。ライダーは、馬の背に乗っているために、グランドと馬体の位置関係を特定しても、肩と後肢とか頭と肩とかの位置を特定したことにはならないのです。
収縮は、重心の真下に4肢を集めることで、前肢と後肢を近づけることなのです。
内方姿勢は、馬の頭と外方後肢を内方で近づけることなのです。
つまり、馬の姿勢形成は、馬体の複数のパーツの位置を近づけることなのです。
従って、収縮であれば、前肢を起点にして、その前肢へ後肢を近づける行為なのです。このとき、後肢を起点にして後肢に前肢を近づけると考えることもできますが、前進モードが成立しにくくなってしまうので、前肢へ後肢を近づけるとした方がいいのではないでしょうか。
また、内方姿勢は、馬の頭を起点にして、左後肢を頭に近づければ右内方姿勢になるし、右後肢を頭に近づければ左内方姿勢になるのです。
このとき、後肢を起点とした場合、左後肢へ頭を近づけたり、右後肢へ頭を近づけたりすることになり、頭を起点にしても後肢を起点にしても、できる姿勢に変わりがないように思えるでしょう。
しかし、姿勢形成した後に馬を推進したとき、結果が変わってしまうのです。
つまり、頭を起点にした場合は、後肢を推進することになりますが、後肢を起点にした場合は、頭を動かすことになり、前進気勢が失われてしまうのです
しかし、ブリティッシュの指導者の中には、内方姿勢を形成する場合、先ず、馬の頭を内方へ向けましょうといっている人が多いのです。これは、間違いです。
更には、内方姿勢は、二蹄跡運動のためにあるので、後肢を起点にしては意味が無くなってしまうのです。
そもそも内方姿勢は、馬の脊椎の硬直に、これをする理由があるのです。
運動エネルギーが馬の重心(第4肋骨)を通過させるために、内方前肢と外方後肢を一直線上に位置させていることで、運動エネルギーが馬体の対角線上を通過して、そのとき重心を通ることになるのです。
従って、頭を起点にしなくてならないのです。
只、内方姿勢の場合に、頭を起点とした場合は、ライダーにとって感覚的に捉えづらいので利便性を考えて、馬の頭頂と外方前肢とを結ぶラインを起点にして、そのラインの内側へ外方後肢を推進させれば、内方姿勢が形成できるし、ライダーにとっても解りやすくなるのではないでしょうか。
馬体上に起点を設けることは、姿勢形成のためだけではなく、例えば、駈歩発進する場合、頭頂と外方前肢を結ぶラインを起点として、その内側へ外方後肢を推進させれば、正しいリードで馬は発進することになるのです。
そして、起点を設けることで、ライダーにも解りやすくなるのではないでしょうか。
日本の乗馬界には、馬体上に起点を置くことと、作用点と支点という物理的作用とを考慮することが全くありません。
この2点を改善すれば、簡単に飛躍できて、世界に劣るようなことはなくなるのです。


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