Arena Condition(乗馬の駈歩相談室)

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AM 9:05 Temperature 25.6℃  Humidity 50% 晴れ   September 25,’25(Thursday)

 

今朝は、昨日より少々暑く感じますが、そよ風が吹いています。

馬場は、奥の水溜まりが小さくなってきて、その外はベストコンディションです。

 

今日のテーマは、収縮です。

 

収縮は、英語でCollectionといいます。

 

 

因みに、コレクションビットというのがあって、このハミは、Correction と書きます。矯正という意味です。収縮とは違いますので、誤解の無いようにお願いします。

 

さて、収縮は、軍隊用語で、馬が蛇腹のように伸縮するようなイメージを抱いてしまいますが、そんなことはなく、学者によっては、集足と訳した方が良かったのではといっています。

Collectionは集めるという意味です。

 

収縮とは、馬の4肢を重心の真下に集めることを指します。

 

重心の真下に4肢を集めると、最も小さい力で馬体を支えることになります。つまり、最小限のエネルギーで動くことができるということです。

このことは、ウエスタンもブリティッシュもありません。どちらでも求められることなのです。

 

収縮をするためには、多くの界隈では、ハミをかるホールドして、脚で推進することでできるといわれていますが、これは全くの間違いで、何の合理性もありません。

 

レインを真上にピックすればいいだけなのです。

 

これだけで、馬の口が作用点になり、ライダーのシート、つまり馬の背中が支点となって、馬体を、頭を左に置いて左側面から俯瞰すると、頭頂が真上に引き上げられ、背中が真下に押し下げられることになり、右回転モーメントが働きます。

馬体に右回転モーメントが働くことで、馬の4肢が重心の真下に集まることとなって、収縮するのです。

 

作用点と支点の力は、同量で逆向きなので、脚だけを強くしようと思っても、同じだけレインプレッシャーも強くなり、レインプレッシャーだけを強くしようと思っても、脚も同時に同じ強さとなってしまうのです。

レインプレッシャーと脚のプレッシャーを違う大きさの力にすることはできません。

 

つまり、ライダーの意識としては、レインを真上に引き上げさえすれば、収縮を作ることができるのです。

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