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今朝は、雨です。
馬場は、ウエット状態です。
さて、今日は、乗馬における馬の素養とは何かについて、お話ししてみたいと思います。
馬の能力や性格が、乗用馬として活用するために、重要な素養だと思われています。しかし、能力や性格よりも重要な素養があります。それは、集中力です。能力が高く性格も温厚だとしても、集中力が乏しかったり、集中力を維持力が不足していたりした場合は、乗用馬として不的確だと言わざるを得ないのです。
しかし、集中力は、訓練によって高めることはできるのです。
日本の乗馬用語には、「指示待ち」という言葉があります。
馬が、ライダーの指示に何時でも応えようとしている状態のことです。つまり、ライダーに対してコンセントレーションしているということです。
「朝令暮改」という言葉があります。これは、朝指示したことが、夕方には変わってしまうということで、ちょくちょくと指示が変わって、部下にとって対応が難しいということなのです。
しかし、このことは馬の「指示待ち」にすることに繋がるので、乗馬には必要なことなのです。
乗馬にとって、ライダーの指示が変わるということは、要求する運動の方向が変わるということで、前進を要求して、馬が前進した直後に後退させたり、左方向へ前進の要求をし、馬が左方向へ前進した直後に右方向へと方向を転換させたりすることによって、馬は絶えず指示が変わるので、ライダーにコンセントレーションして、絶えず指示に応えられるように備えるようになるというメカニズムです。
このことを単純に実行すると、馬はコンセントレーションするどころか、混乱したりパニックに陥ったりしてしまうのです。
馬がライダーにコンセントレーションして、且つ、混乱したりパニックに陥ったりしないようにするためには、馬がライダーの一つの要求に応えたとき、必ずプレッシャーをリリースすることなのです。
リリースがあれば、馬は代わる代わる指示が変わっても、ただコンセントレーションするだけで、混乱したりパニックになったりしないのです。
つまり、ライダーが馬に前進を要求し、馬が前進したとき、かけていたプレッシャーをリリーしてから、後退を要求し、馬が後退したら、かけていたプレッシャーをリリースして、左方向へ前進する要求をして、その要求に馬が応えたら、プレッシャーをリリースし、右方向へ前進する要求し、馬が右方向へ前進したらプレッシャーをリリーするというように、ワンアクション毎にリリースをすれば、馬はライダーにコンセントレーションし、指示待ち状態になり、混乱したりパニックになったりしないのです。
また、要求を変える場合の中に、回転運動を取り入れことも有効です。
初心者のライダーが軽い扶助で駈歩をして、決して暴走しない馬を作るためには、馬体を曲げて柔らかくして、ライダーが馬に対して主導権を握りやすくすると共に、ライダーに対して、馬がコンセントレーションを維持するようにすることが、暴走しない馬にすることなのです。


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